中古マンションを売却するさい、事情は何かしらあるものです。
物件に誰も住まないから売りに出すわけですが、そこに至る原因を知りたい方は、売主買主を問わず多い傾向にあります。
売主は売りやすいワケ、買主は買うに損しないワケを知りたいと希望するようです。
中古マンション売却理由を知って、買主への影響を考えてみましょう。
中古マンションの売却理由
中古マンションの売却事情の半分近くが、「現状より良い住まいに引っ越すため」です。
以下、少数派の意見がいくつか挙げられます。
・大きな資金が必要なため
・売るタイミングのため
・転勤のため
・相続したが誰も住まないため
この他にもたくさんの原因がありますが、離婚や同居など、ライフステージの変化に関係する内容が大半を占めます。
つまり、中古マンションを手放す方の多くが、住環境の向上を目的に引っ越ししているのです。
やむを得ない必然的な原因で売却をする方は、そこまで多くないようですね。
売却理由と購入意欲の関係性
ある不動産会社の方いわく、「売りに出した事情は必ず聞かれる」とのこと。
実際、自分が買主側であれば、なぜ売りに出しているのか気になりますよね。
価格が相場とかけ離れていたり、売り出し期間が長かったりすれば、さらに物件の事情を知りたくなるでしょう。
多くの場合、事情が購入意欲へプラスに働くことはまれで、一歩間違えればマイナスに働きます。
そのマイナスにより購入対象外になる場合がありますので、売却する根拠には慎重になりましょう。
購入意欲が下がる理由と購入希望者への伝え方
購入意欲が下がる売却原因は大きく分けると3つあります。
1. 欠陥や事故
2. 老朽化
3.周辺環境の悪さ
欠陥や事故については売主に告知義務があり、隠すことによるダメージの方が大きいといえます。
自殺や殺人の「心理的瑕疵」については、不動産業者と告知に関して話を詰めた方がよいでしょう。
一定期間が経過したマンションの老朽化や周辺環境の悪さは、購入意欲を後退させる材料になりかねません。
告知義務はないので、胸は痛むかもしれませんが、当たり障りのない回答を用意しましょう。
まとめ
売却理由は購入の決め手にはならず、売り出し期間など、場合によっては購入意欲の低下を招く恐れがあります。
中古マンションに買い手がつくよう、事情をうまく説明できるようにしておきましょう。
信頼のおける不動産業者を見つけて、納得できる売却を実現させてくださいね!