転勤や転職、家族が増えて手狭になった、経済的な理由で現金が必要になったなど、築5年ほどの築浅のマンションを売却する理由はさまざまです。
売却の仕方によって、売却価格が変わることもあります。
できるだけ価値を下げずにマンションを売却するにはどうしたら良いか、押さえておくべきポイントをご紹介します。
築5年のマンションの売却では 方針を明確にしよう
方針とは、売却を急がず売却価格を重要視するのか、早期の現金化が必要なのか、ということです。
それによって、マンションの売却価格が変わりますので、売却する方針を明確化することが重要です。
売却価格を重要視するのであれば、価格を気にしすぎて売却に時間がかかると、かえって売却価格が下がってしまう、ということを知っておかなければいけません。
築5年程度のマンションの場合、物件が駅近であるのかといった立地条件や、部屋の使用状況によっても違いますが、価格は15%~20%程度下落すると言われています。
新築時の価格が3,500万円のマンションであれば、資産価値は2,800~2,975万円程度になると予想されます。
中古のマンションは、築5年頃から大きく値を下げることもありますので、上記の下落率を参考に、あまりこだわりすぎて結果損することのないよう気をつけましょう。
一方、現金化を急ぐ場合や不動産会社による買い取りとした場合には、現金化が早まる一方、売却価格は仲介取引で行う場合の7~8割程度になると言われています。
買い取りの場合には、新築時価格3,500万円のマンションが1,960万円~2,380万円程度と、大きく資産価値が下落する可能性があります。
これらのことを考慮して、売却の方針を決めましょう。
マンションを築5年で売却する理由をはっきりと不動産業者に説明しよう
マンションの買い手の立場で考えたとき、築5年のマンションは設備の劣化も少なく、なぜマンションを手放すのだろうかと、疑問が湧くことも多いです。
築浅のマンションを売却するときには、不動産会社が買い手に説明できるようにするため、不動産会社に売却理由をしっかりと伝えるほうが良いでしょう。
自殺や変死などの物件については、不動産会社は買い手への説明を事前に行う義務があります。
隠して売却した場合には、損害賠償請求などのトラブルとなる可能性があります。
事前に不動産会社へ報告することで、事故物件でも資産価値の低減を最小限とすることも可能ですし、そもそも事故物件を気にしない方もいらっしゃいます。
売却理由によって、現金化を急ぐのか、急がないかの売却方針も変化しますので、売却理由は正直に連絡したほうが良いでしょう。
築5年でも売却時にマンションの設備を撤去すべき?
一般的には、エアコンや照明などを撤去して売却することが多いですが、築5年のマンションの場合には、設備劣化が少ないため、設備をそのままにしておいた方が、高額で売却できる可能性があります。
設備の撤去でお悩みであれば、不動産会社に相談した方が良いでしょう。
築5年でもマンションの見栄えを良くするため 売却前には清掃をしよう
築5年のマンションであれば、建物の柱や梁、内装の劣化が少ないことが多く、清掃に気をつけることで見栄えが大きく変わり、価格が向上する可能性があります。
そのため、清掃を十分に行いましょう。
水回りなどは汚れが目立ちますので、特に注意して清掃しましょう。
まとめ
今回は築5年のマンション売却時のポイントについてご紹介いたしました。
築5年のマンションでは、新築時の15~20%程度資産価値が低下すると言われています。
売却の現金化を急ぐのか、急がないのかによっても売却価格が変わりますので、不動産会社に売却の方針をはっきりと連絡しましょう。
内覧時の見栄えによっても価格は変動しますので、清掃を行うことをおすすめします。
私たちRENOLAZEでは、物件の無料売却査定を行っております。
マンションの売却をお考えの際はぜひ、当社までお気軽にお問い合わせください。