近年では異常気象が発生しやすく、全国各地でさまざまな被害が起きることもあります。
特にゲリラ豪雨が起きやすい都市部では、河川の急な増水による水害が増加しています。
洪水などの水害はいつ起きてもおかしくありません。
しかし今住んでいる場所に降りかかる被害について、いまいち想像しきれない人も多いでしょう。
そこでチェックしておきたいのが、各自治体が公表・配布しているハザードマップです。
自分が住む地域はもちろん、引っ越し先を検討する際にも、候補の物件がある地域にどのくらいの被害が起きるのか予想できます。
災害の種類ごとに作成されており、新宿区でも、地震、土砂災害、洪水の3種類を区のホームページで公表しています。
今回は新宿区の洪水ハザードマップについて紹介しますので、防災の参考にしてみてくださいね。
新宿区の洪水ハザードマップとは?
新宿区が配布する洪水ハザードマップは、大雨や局地的豪雨による河川の増水・氾濫に伴う浸水範囲とその影響度を示した地図です。
総雨量690mm、時間最大雨量153mmと、最大規模を想定してシミュレーションされています。
状況によって被害状況は左右されますので、常にハザードマップどおりの被害が出るわけではありませんが、最悪の被害状況がどのようなものか、心得ておきましょう。
またハザードマップには、区内の避難所も記載されています。
都市部の水害は、豪雨の排水が追い付かず路上へ溢れ出すことで発生するため、あっという間に浸水し、また河川から離れた場所でも氾濫するのが特徴です。
どこにいても避難できるよう、自宅から近い避難所だけでなく、職場や子どもたちがよく行く場所の近くの避難所も覚えておくようにしましょう。
なお避難所の中でも「水害時の避難所」として、外水氾濫区域に入らない各地域センターや、区立の小中学校が指定されていますので、併せてチェックしてください。
新宿区の洪水ハザードマップは2019年1月に改定
新宿区では2019年1月から、洪水ハザードマップの裏面に、水害発生前に学習しておいてほしい防災・災害情報を、平常時と災害発生時でわかりやすく掲載しています。
平時では、日頃から準備しておくべきことや、危険な降雨の目安、気象警報の知識を、災害発生時では、避難指示の知識や避難行動、心得を解説しています。
表面と併せてよく目を通せば、家族みんなで防災意識を高められますよ。
洪水ハザードマップは区役所や防災センター、各特別出張所で配布しています。
防災グッズのひとつとして常備しておきたいですね。
まとめ
ゲリラ豪雨に伴う水害が増加しつつある都心部。
新宿区も万が一の洪水に備え、洪水ハザードマップを作成し配布することで、住民の防災意識を高めています。
皆さんも、お住いの地域のハザードマップをぜひ活用して、水害への備えを万全にしましょう。
また、引っ越しを検討中の方は、お目当てのマンションを購入する前に、一度近隣地域のハザードマップを確認してみてくださいね。
私たちRENOLAZEでは、新宿区の中古マンションなどもご紹介しております。
住民に防災意識の向上を呼び掛ける新宿区へのお引越しを検討されている方は、お気軽に当社までお問い合わせください。