中古マンションを売却するなら、少しでも高く売りたいと考える方は多いでしょう。
しかしマンションの資産価値は築10年を超えると大きく下がり、20年を迎える頃には半額程度になります。
そんな下がってしまったマンションの資産価値をアップする方法に、リノベーションがあります。
リノベーションで高く売却するには?
・見た目を良くする
フローリングや壁の汚損など住む上で支障はないが、見た目が悪いものは買い手にマイナスの印象を与えます。
また築古物件は内装デザインが古いため、現在のトレンドに合わないことも多いです。
これらをリノベーションで新しく、最近のデザインを取り入れたものに変更すると見栄えが良くなります。
ただし物件の状態によっては、ハウスクリーニングやクロスを張り替える程度のリフォームで十分な場合があります。
・住宅機能を高める
キッチンやユニットバスは、製品自体の機能性は年々向上しています。
古くなった水回りを最新設備にリノベーションすることで、住みやすさがアップし魅力的な物件に生まれ変わります。
・購入者にとってのメリット
住宅ローンで中古マンションを購入したい人にとって、リノベーション物件はお得なポイントが多いです。
住宅ローンは購入代金にしか当てられないため、もし購入後にリフォームするならその費用は自己資金で工面する必要があります。
さらに購入検討段階ではどれぐらいリフォーム期間やコストがかかるのか、買い手側では目処を立てにくいです。
リノベーション物件はそれらのコストが込みの価格設定になっているため、手軽に新築のような物件を手に入れたい方へのアピールポイントになります。
売却のためのリノベーションで注意すべき点
・コスト回収できるとは限らない
リノベーションにお金をかけたからといって、その金額以上に高く売却できるとは限りません。
1,500万円で売れなかった物件が、300万円かけてリノベーションし1,700万円(実質1,400万円)で売却というケースも十分に起こり得ます。
また原状回復程度のリフォームでは、そもそも価格に反映できない可能性があります。
したがってリノべ―ション前後で、どれぐらい資産価値をアップできるのか見極めるのが重要です。
・リノべ―ションしすぎない
そもそも買い手は、多少古いことは承知した上で中古マンションを探しています。
少しでも安く物件を取得し、自分好みのリノベーションをしたいと考える人もいます。
したがって住宅の基本的な機能に関わる部分の手直しにとどめ、過度なリノベーションは行わないのもひとつのポイントです。
前述の1,500万円の物件であれば、そもそもリノベーションをせずに値引きでの売却を検討した方が良いケースがあります。
まとめ
リノベーションは、より高くマンション売却するためのひとつの手段です。
どれぐらいコストがかかるのかを調べた上で、実施の有無を含めて十分に検討しましょう。
RENOLAZEでは、東京・神奈川・埼玉のリノベーション済みの物件をご紹介しております。