中古住宅をリノベーションし、オンリーワンの家作りが人気を集めています。
しかしながら、すべての物件を自分好みに変えられるわけではありません。
どんなマンションがリノベーション向きなのか、選び方や狙い目をご紹介します。
狙い目のリノベーション向き物件:築年数
・築15年〜20年
マンションは、築年数が15年を超えると価格が大きく下落します。
安く購入するなら、15年を目安にすると良いでしょう。
さらに20年になると、新築価格の半額まで下がることも珍しくありません。
そしてこの築年数帯は通常、マンション全体の大規模修繕を一度は実施しているはずです。
もし適切に行われており修繕積立金も十分に貯まっているなら、築古でも長く暮らせるマンションです。
・築20年〜25年
築25年までの物件なら、住宅ローン控除を活用できます。
不動産価格の変動も落ち着いてきていますから、狙い目の物件が増えてきます。
なおかつ1981年に施行された新耐震基準を満たしているため、築古と言えども地震に対する安全性が確保されています。
狙い目のリノベーション向き物件:構造
マンションは主に、「ラーメン構造」と「壁式構造」に分かれます。
壁式構造は低層マンションで採用されることのある構造で、高層マンションの多くはラーメン構造になっています。
このうち、リノベーション向きなのはラーメン構造です。
建物を柱・梁で支えていますから、室内の壁や建具を変更させやすいためです。
なお住戸の柱・梁が出っ張るため、壁に凹凸が生じます。
一方の壁式構造は動かせない壁の割合が高く、必ずしも希望の間取りに変更できるとは限りません。
ただし壁の凹凸が少ないので、室内空間を直線的に活かせます。
・壁式構造でもリノベーション向きの物件はある?
壁式構造でも、耐力壁以外は動かせるリノベーション向きの物件はあります。
ただし素人が判断するのは難しく、プロでも解体しないと最終的な判断は下せません。
また壁式構造でも梁は存在するため、下がり壁のようなものが出ているマンションもあるでしょう。
しかし既存の間取りを活かしたレイアウトにしたり、移動できない壁・梁の存在感を抑えるリノベーションが可能です。
広いリビングの一部に壁があるなら、そこに見せる収納を造作したりレンガなどを使い、アクセントとして活用するのもおすすめです。
ラーメン構造でも給排水管などの関係で、間取り変更が制限される場合に活用できるアイデアです。
まとめ
リノベーション向きの物件の見分け方は、築年数と構造が重要なポイントです。
築年数が15〜25年やラーメン構造のマンションは狙い目ですが、条件に当てはまらなくても魅力的な物件はたくさんあります。
物件探しの段階では、条件にこだわり過ぎずに調べるのも、リノベーション向き物件に出会えるコツです。
RENOLAZEでは、東京・神奈川・埼玉の中古マンションのリフォーム・リノベーションを行なっています。