中古物件を自分好みにカスタマイズするリノベーションは、賢い住まいの選び方として最近ではポピュラーになってきました。
そのなかでもさらにお買い得な再建築不可物件というものをご存じですか？
一般的な中古物件より安く販売されているので、気になっている方も多いと思います。
今回は再建築不可物件とはどんなものなのか、また、どんなメリット・デメリットがあるのかをご紹介いたします。
リノベーションも可能なお得な戸建て！再建築不可物件とは
再建築不可物件とは、建築基準法を満たしていない建物のことをいい、それらは一度取り壊しをするとその後に再建築することができません。
建築基準法には、幅員4m以上の道路に2m以上の接道が必要という決まりがあります。
これは、災害時にスムーズな避難ができるようにするためと、消防車や救急車が出入りできるように定められたものです。
2m以上接道していても、その道路が建築基準法を満たしていない場合は再建築不可物件となるので注意が必要です。
再建築不可物件とは、建築基準法が改正される前に建てられた物件や建築許可を取らずに建ててしまった物件が当てはまり、いわゆる袋地物件や敷延とよばれる旗竿地に多く見られます。
そのため、再建築不可物件は古い戸建てが多く、資産価値も一般的な中古物件より低くなっています。
再建築不可物件の戸建てをリノベーションするメリット・デメリット
再建築不可物件を購入し、リノベーションするとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
＜メリット＞
・お得に戸建てを購入できる
先述したとおり再建築不可物件の価格はその地域の中古戸建てよりも安く、相場の5～7割程度といわれています。
そのため予算がない方や都心部で家を持ちたい方でも無理なく戸建てを購入でき、その分リノベーションにお金をかけられます。
・リノベーションやリフォームが可能
再建築不可物件は、増改築など建築許可がいるリノベーションはできませんが、延床面積500㎡以下の木造2階建てであれば、基本的に建築許可がなくてもリノベーションが可能です。
＜デメリット＞
・住宅ローンが使えない
再建築不可物件は基本的に住宅ローンを使うことができないため、現金一括払いとなります。
お金に換えにくく、担保としての価値が低いためです。
・将来売却できない可能性がある
再建築不可物件はローンが使用できず資産価値も低いため、売りにだしても買い手がつかない可能性があります。
まとめ
再建築不可物件とはどんなものなのかを、メリット・デメリットとともにご紹介いたしました。
建て替えや増改築ができない再建築不可物件ですが、リノベーションで新品同様の住まいを手に入れることは可能です。
メリット・デメリット双方を踏まえ、満足のいく戸建て探しを行ってください。
RENOLAZEでは、東京都内の中古マンションを多数ご紹介しております。
購入した中古マンションのリノベーション依頼も承っておりますので、ぜひご相談ください。
