単に古くなった家の内装や設備を修理することをリフォームと呼ぶことに対し、問題がない点にも新しい機能をつけたり凝ったデザインにしたりして新しい価値を与える工事をリノベーションといいます。
そのため、リフォーム以上に費用がかかることもあり、二の足を踏んでいる人もいることでしょう。
そこで、この記事では、中古マンションのリノベーションを検討している人に向けて相場価格や費用の捻出方法などを紹介します。
中古マンションのリノベーションの相場価格は?費用にここまで差がつく!
中古マンションのリノベーションとして多く実施されるのは、一度骨組みまで解体してすべてを一新するスケルトンリノベーションです。
スケルトンリノベーションの費用は、1㎡あたり10~15万円が平均的とされています。
2LDKや3LDKなら、相場は500~1,000万円程度です。
では、なぜここまで差がつくのでしょうか。
それは、デザインや設備、建材へのグレードに比例します。
同じ80㎡弱の面積へのリノベーションであっても、こだわる点が壁紙のみだったので、他の水回りなどに手をつけなかったおかげで費用を約450万円に抑えられた事例がありました。
一方、フローリングの素材などあらゆる点にこだわり、1,000万円超の大規模リノベーションを行った例もあります。
また、間取り変更の有無や延床面積、古い設備の修理をはじめとしたリフォームの有無なども費用を左右する要因です。
上記の費用には基本工事費はもちろん、取りつける設備や資材の費用や設計費なども含まれています。
中古マンションのリノベーション費用にもローンが使える!
このように、リノベーションには中古マンションと比較しても大差ないくらい多くの費用がかかります。
ただでさえ家の購入価格を抑えるために中古マンションを選ぶ人にとっては痛い出費です。
その際は、リノベーションにも使えるリフォームローンを利用する方法があります。
その分類は、大きく分けて有担保型と無担保型の2種類です。
有担保型は、最大35年間までの長期間を返済に充てる高額借り入れ向けのローンです。
審査は厳しくなりますが、金利相場は約1.5~2%とリフォームを含めたローンの中では、比較的金利が低くなっています。
一方、無担保型は15年以内の返済を前提とした、500万円くらいまでの低額借り入れ向けのローンです。
その分、金利はやや高めの3~5%となっています。
費用を抑えたいのであれば、やりたいことをリスト化し、設計担当と相談したうえでこだわる点をひとつひとつ検討し、慎重に決めていきましょう。
まとめ
中古マンションといえど、リノベーションには多くの費用がかかります。
相場と比較し、ローンも考え、こだわりたい点を見極めたうえでの実施が大切です。
素材を変更したり、既製品を上手に取り入れたりすれば、理想図を維持しながらコストダウンを図ることができます。
RENOLAZEでは、東京都内の中古マンションを多数ご紹介しております。
購入した中古マンションのリノベーション依頼も承っておりますので、ぜひご相談ください。