住宅において、収納スペースの確保は大きな問題です。
特に都心部に多い狭小住宅においては、収納スペース不足はもちろん、収納スペースによって生活空間を圧迫してしまうことも考えられます。
そこで注目されているのがトランクルームです。
トランクルームを活用すれば、マイホームの生活空間を広く使えたり、住まいからモノを減らせたりできます。
今回はトランクルームを利用して、狭小住宅でも空間を広く使う方法を紹介します。
狭小住宅・トランクルームとは?広く活用するための前知識
狭小住宅とは、土地面積が20坪以下、延床面積が約70平米以下の一戸建てを指します。
これは建築士などによる定義ですが、住宅の幅が5m未満のものや、約15坪以下の土地に建てられたものなども狭小住宅とされるケースは少なくありません。
200平米以下の土地は「小規模住宅用地」として固定資産税や都市計画税の軽減対象となったり、狭い土地の有効活用が得意な建築士が現れたり、狭小住宅への追い風が吹いています。
狭小住宅は人口密度が高い日本の都心ならではの住宅といえます。
一方、トランクルームとは、自宅の押し入れのように使うことのできる貸し収納スペースを指します。
ビルなどに個室が並ぶセキュリティや温度・湿度管理が行き届いた屋内タイプや、むき出しのコンテナの安くて駐車場もある屋外タイプなど、その種類はさまざまです。
アメリカでは1970年代から普及しており、現代では日本でもファミリーレストランに迫る勢いで総数を増やしています。
トランクルームを活用して狭小住宅も広く!
これまでも、トランクルームは企業の在庫置き場などとして使われてきました。
現代では個人でも、狭小住宅を中心にさまざまな場面でトランクルームが利用されています。
地方の広い家から都心に越してきた際に、これまでと同じ収納スペースを確保するべくトランクルームを利用するなどはその典型例です。
ベビーベッドなど一時期しか使わない子ども用品や、シルバー世代の方の思い出の品を収納するなどの用途で重宝されています。
長期間の利用に限らず、改装や転勤時の家財置き場や、入院時に荷物を置く場所としても欠かせません。
楽器や自転車など、大きなコレクションの収納にも利用されています。
また、狭小住宅の多い東京下町などでは、地域ぐるみの利用も盛んです。
トランクルームに荷物を預けてから引っ越し先を探したり、古書のような文化財レベルのコレクションを広く閲覧できるようにしたり、といった方法で既に活用され始めています。
バレーボールチームや劇団などで借りる場合は、扉の内側に掲示板を設置することで、コミュニケーションもとれるようになりました。
まとめ
トランクルームとは、活用方法次第で狭小住宅でも空間を広く使える便利なレンタルスペースです。
現代では日本でも普及し、個人から企業、地域単位まで、利用者層や目的を問わす幅広く利用されています。
狭小住宅の部屋を少しでも広くしたい人は、ぜひトランクルームを活用してみてください。
私たちRENOLAZEでは、東京都を中心としたエリアで中古マンションを多数ご紹介しています。
マンション購入をご検討中の方は、ぜひ当社へお問い合わせください。