中古でマンションを購入した際や購入してからある一定の期間が立つと、内装や設備の欠陥に対してリノベーションを考える人も少なくありません。
リノベーションの費用は、その人のプランによって様々です。
この記事では、中古マンションをリノベーションする際の費用の内訳やローンについて、どのようなものがあるのかを記載していきます。
リノベーションをする際に必要な費用の相場と内訳について
中古マンションをリノベーションする際に必要な費用相場は250~500万円程といわれています。
しかしこれは平均ですので、実際には設備・壁材・床材などのグレードや間取りの広さなどで変化してきます。
例えば、間取りなどはそこまで変えずに設備(キッチン・浴室・トイレなど)の移動・和室部分を洋室に変更すると500万円前後となります。
また、既存の内装や設備をすべて解体し、間取りから全体的に変更する場合は、規模にもよりますが1,000万円前後になることもあります。
次に費用の内訳です。
費用の内訳はリフォーム会社により違いますが、基本的なものを5つ紹介します。
1つ目は基礎工事費です。
基礎工事費は、内装工事・電気配線工事・内装の解体撤去費用など工事の基盤になる費用をさします。
2つ目は設備機器・資材費です。
住宅設備であるキッチン・浴槽・トイレ・化粧洗面台などと床材・壁材などにかかる費用のことをさします。
3つ目はオプション工事費です。
工事費用に何か追加したい場合など、造作家具・建具の工事費、既存設備の補修費用などが該当します。
4つ目は設計費です。
プランニングや図面作成などをリノベーション会社などに依頼する場合に発生する費用です。
工事費用の10%程になります。
5つ目は諸費用です。
工事費用とは別に現場管理費や書類作成手数料などの諸費用が、工事費の10~20%程必要になります。
以上が内訳ですが、基礎工事などで自分ができる箇所は自ら行い、設備や床材などの費用もグレードダウンをすれば低価格にすることができます。
リノベーション費用は自分たちの工夫とリフォーム会社との相談次第で、いくらでも変更させることができるのがポイントです。
リノベーションに関係するローンの種類や特徴について
リノベーションをする際の額が大きくなることは珍しくなく、ローンを考える人も多いでしょう。
そこでどのようなローンがあるのかを記載します。
既存の自宅をリノベーションするならリフォームローンがあります。
リフォームローンの有担保型はリノベーションする物件を担保として借入を行いますが、無担保型は担保なしで借入が行えます。
有担保型の場合は審査が厳しく、担保が必要ですが低金利(1.5~2%)で返済期間(最大35年間)と長く借入限度額も大きいです。
無担保型の場合は金利(3~5%)が高く返済期間(1~15年間)が短いです。
また、借入限度額(30万~500万円程)も有担保型と比較すると低いです。
次に中古物件を購入してリノベーションを行う場合はおまとめ住宅ローンがあります。
おまとめ住宅ローンであれば、物件購入費用と一緒にリノベーション費用をまとめて借りることが可能です。
金融機関への申し込みをする前にあらかじめ考慮しておけば、リフォームローンよりも金利が安くすみ、審査や手続きなどの手間を少なくできます。
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