住宅を購入したり、新たに建てたりする場合、当然住宅を建てるための土地が必要です。
しかし不動産を購入する際には、土地と住宅をセットで購入する場合もあれば、住宅と土地を別々に購入することもあるでしょう。
そこで今回は、不動産購入を検討する人に向けて、購入する不動産が土地ありと土地なしでその費用がどのように変わってくるのかご紹介します。
土地ありと土地なしの不動産購入の違い 住宅購入費用の内訳は?
住宅を建てる時には、大きくわけて次の4つの費用がかかります。
●本体工事費
●別途工事費
●諸費用
●土地代
本体工事費とは、住宅本体を建てる費用にあたります。
基礎、土台、寝室や浴室などの個室、内装などを造るための建築費用のことです。
別途工事費とは、水道管や排水管、コンセントや照明などの電気工事など、ライフラインのための設備を整える工事費用です。
諸費用は、保険料や事務手数料などを指しています。
そして、あらかじめ所有していた土地に住宅を建てる場合を除き、工事費と諸費用にくわえて土地を購入するための土地代が発生します。
土地なしの人が物件を購入する場合は、土地ありの人が住宅を買う場合に比べて、土地代が加わり必然的に住宅購入費用が高くなる傾向にあるので、注意しましょう。
土地ありと土地なしの不動産購入の違い 住宅購入費用の差額
住宅を建てる費用は、土地ありの場合と土地なしの場合で次のようになります。
土地あり(土地を所有)/注文住宅
●全国平均:3,274万円
●首都圏平均:3,586万円
●近畿圏平均:3,274万円
土地なし(土地を所有していない)/注文住宅
●全国平均:3,506万円
●首都圏平均:4,666万円
●近畿圏平均:4,081万円
地域による土地代価格の変動と差額
住宅を建てる費用は、土地なしと土地ありで全国平均は232万円ほどです。
一方で、首都圏では1,080万円、近畿圏では807万円と大きな差があります。
建物の価格が同じであっても、土地の購入費用は地域ごとに大きく異なり、とくに都市部では差額が大きいことがわかりますね。
土地ありと土地なしの差額を知りたい場合は、住みたい地域の土地価格相場を調べてみることで、より具体的な金額差が算出できます。