中古マンションの購入を機にリノベーションを行う場合、どの部分にこだわりたいかというのは人それぞれですよね。
例えばご家族が集まるリビングにこだわる方もいれば、お料理好きでキッチンにこだわりたい方、1日の疲れを取るバスルームにこだわる方もいらっしゃるでしょう。
そうしたこだわりのリノベーションを、玄関にも反映させてみませんか。
玄関のおすすめリノベーション事例は?
玄関のリノベーションは意外とバリエーションが多く、ここにこだわる方も少なくありません。
一例としては、ご家族全員の靴を収納できる大きなシューズボックスを設置したり、壁や床の材質を変更して雰囲気を変えたりするケースがあります。
靴の脱ぎ履きがしやすい玄関をご希望なら、靴箱横に腰掛けスペースを設けても良いでしょう。
また、足元に照明を設置することで、より明るいスペースで靴の脱ぎ履きができる玄関にすることもおすすめです。
上がり框にこだわったリノベーションをしてみよう
ところで、皆さんは『上がり框(かまち)』という言葉をご存知でしょうか。
上がり框とは、玄関と廊下の段差に取り付けられた横木のことです。
玄関と廊下の境目をご覧頂くと、直線に延びる廊下に対し、垂直に板が取り付けられた部分があるかと思いますが、それが上がり框です。
上がり框には、家に上がる時に靴を脱ぐ日本の習慣から生まれたもので、家の内側と外側を仕切る役目があります。
そして上がり框は、購入した中古マンションの玄関の形状に合わせて、曲線やL字型・コの字型など、様々なデザインに変更することができる点が魅力です。
また、材質にケヤキを利用して和の雰囲気を醸し出したり、框部分にのみ大理石を使用して、玄関にアクセントを付けたりすることもできますよ。
昔の家では、床下に溜まりやすい湿気の影響を避けるため、床から30cmほどの高さにある上がり框が主流だったそうですが、今は10cmや20cmなどの高さも珍しくなくなりました。
なお、国土交通省が定めているバリアフリー住宅の基準のうち、上がり框の高さは一戸建てなら18cm以下に、アパートやマンションなら11cm以下にすると決められています。
現在介護中のご家族がいる方や、将来の生活のしやすさを考慮してバリアフリー設計にする場合は、この基準を超えないようにご注意ください。
まとめ
家の顔ともいえる玄関をリノベーションするのであれば、シューズボックスや照明などの設備だけでなく、上がり框にこだわった設計にしても良いでしょう。
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