中古マンション購入後のリノベーションは、ご家族が「こんな家に住みたい」と思う居住空間を造りやすいというメリットが魅力です。
そのため物件の内見時には、リノベーション対象となるお部屋の中を重点的にチェックするケースが多いですが、同じくらい大切なチェックポイントとなる箇所が『物件の外側』です。
物件の外側=マンションの敷地内だけではない
マイホームは暮らしの基礎となる場所なので、最寄りの公共交通機関までのアクセス時間や距離、学校や商業施設・医療機関など、生活に必要な施設のチェックも欠かせません。
また、周辺道路の交通量や音の響き具合・昼と夜の雰囲気の違いも、実際に見てみないと判らないことはたくさんあります。
これらの物件の周辺環境=外側は、当然ながらリノベーションでどうにかできる問題ではありません。
そのため、毎日の生活に大きく影響を与える周辺環境は、入念にチェックしましょう。
共用部はマンション全体の管理体制が透けて見える箇所
マンションの周辺環境に続いて、物件の外側で確認するべき箇所は『共用部』です。
過去に何度か中古マンションの選び方として、共用部のチェックポイントについてお話をしていますが、ここはマンションの管理体制が透けて見える箇所です。
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ゴミ集積所やエントランス・中庭・エレベーターなど、住人の方全員が共通して使う場所や物は、そこに住む方がどれだけマイホームに対して意識を向けているかが顕著に現れやすい箇所です。
こうした共用部も、当然個人でリノベーションすることはできません。
もちろん、管理会社の方が常駐していて、いつも清掃や設備の管理を小まめにしてくれているケースもあります。
しかし、それ以上に住んでいる方々の「自分達のマイホームを大切にしよう」という意識が高ければ、築年数に関わらず綺麗な建物を維持できているでしょう。
各戸についているのにリノベーションができない箇所
そして、中古マンションのリノベーションでもう1つ忘れてはいけない選び方のポイントが、ベランダやバルコニーです。
以前にもご紹介したように、ベランダやバルコニーはマンションの共用部なので、その部分はもちろん、ベランダやバルコニーに出るための窓のリノベーションも不可となります。
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そのため、窓の大きさや日当たりの良さ・ベランダやバルコニーの広さに問題がないかどうか、こちらもしっかり確認しましょう。
また、室内からベランダやバルコニーに出る場合、出入りする回数が多い場所の窓からスムーズに移動ができるかどうかも確認されることをおすすめします。
まとめ
室内の改善点は、リノベーションである程度解決することができますが、外側は簡単に解決ができない分、内見時にはじっくり確認することが大切です。