人生の中でも1番目か2番目くらいに高い買い物となる不動産。
契約する時は、単純に物件費用だけでなく、仲介手数料や手付金などの初期費用も必要だったり、重要事項説明を受けたりする必要があります。
こういった専門用語を事前に理解しておくと、よりスムーズな取引を行うことができますよ。
仲介手数料は不動産会社へ支払うお金
まずは、仲介手数料のご説明からです。
以前、『難しいようで実は仕組みは簡単!仲介手数料無料の秘密』という記事でもご紹介しましたが、仲介手数料とは売主様と買主様の間を仲介した不動産会社へ支払うお金です。
この仲介手数料は、法律で決められた上限額を超えていなければ、金額の設定は各社によって異なっても問題はありません。
そのため、仲介手数料無料や半額ということも可能なのです。
RENOLAZEの仲介手数料無料のマンションはこちら
手付金は売主様へ支払うお金
売買契約の初期費用の中には、申込金と混同しやすい手付金というものがありますが、これは売主様へ支払うお金のことです。
申込金は、「この不動産物件を購入します」と決めて購入申込をする時に支払いますが、手付金は契約当日に「これにて契約成立です」という意味を込めて支払うもの。
そして、手付金の相場は物件価格の1割というケースが一般的ですので、意外と高額です。
なお、手付金は不動産購入時の代金の一部として充てられるため、万が一契約成立後に買主様都合でキャンセルをしても返金されません(手付流し)。
一方、キャンセル理由が売主様都合だった場合は、買主様は支払った金額の倍額を返金してもらう決まりとなっています(手付倍返し)。
重要事項説明は不明点を残さない
売買契約時、恐らく1番時間がかかる項目が重要事項説明(重説)でしょう。
この説明は、賃貸・売買を問わず、不動産物件の契約時には宅地建物取引士の資格を持つスタッフが行うことが法律で義務付けられています。
内容は、物件の概要・取引条件・マンションであれば管理規約や修繕積立金のことなど、かなり広範囲に亘っています。
特に売買は、賃貸以上に範囲が広いため、買主様としては聞いているだけで疲れてしまうかもしれません。
しかし、重要事項説明は物件購入後にトラブルが起きる可能性を少しでも低くするために、とても大切な項目なのです。
売買契約書への署名・捺印は、この重要事項説明をきちんと確認・納得した上でするものです。
そのため、もし不明点があれば些細なことでも構いませんので、必ず宅地建物取引士にご確認ください。
参考資料: (財)不動産適正取引機構 重要事項説明
まとめ
難しい言葉に多々出会う不動産購入ですが、トラブルを避けて後悔のない売買契約にするためにも大切な項目です。
RENOLAZEでは、不動産売買の流れや手続きに関するポイントを、しっかりと解説しながらサポートいたします。