中古マンション情報を見ていると、「ピンからキリまで様々な価格で販売されているな」と思われた方も多いでしょう。
中古マンションの価格設定は、様々なポイントから判断して決まるのですが、そのポイントには一体どんな点があるのだろうかと気にされる方も少なくありません。
今回は、中古マンションの価格はどのように決められているのかということについて、お話したいと思います。
中古マンションの価格の決め方その1 過去の取引事例との比較
中古マンションの価格を決める時のポイントの1つ目は、過去の取引事例との比較です。
例えば、同じマンションや近隣のエリアで同様の取引が行われていた場合、その時の内容を参考にします。
ただし、その場合は以下の点に注意します。
・参考事例は直近(1~2年前まで)のものに限るが、取引事例が少ないケースの場合は、それより以前の事例を参考にすることもあり。
・2年以上前の取引事例を参考にする場合は、金利の変動や法令・制度の改正があった時など、市場の動きが現在と大きく異なるものは避ける。
上記のように、あまり古い取引事例や、市場に大きな影響を与えた出来事が起きた前後の取引事例は、現状と条件が異なる場合が多いです。
そのため、中古マンションの価格設定時は、これらの事例を避けた類似案件を抽出して参考にするのです。
中古マンションの価格の決め方その2 物件そのものの条件
中古マンションの価格を決める時のポイントの2つ目は、立地や築年数など、物件そのものの条件です。
また、この3つ以外にも、以下の点が価値を決めるための査定対象となります。
・マンションの管理状態
共用部分の清掃状態が良好だったり、外観・エレベーターなど大規模修繕が必要な箇所がきちんと修繕されていると、価格は下がりにくくなります。
・各部屋の広さ
例えば同じ3LDKの間取りでも、各部屋が狭く収納スペースも十分でないマンションよりは、各部屋が広く収納スペースにもゆとりがある物件の方が価値は高まります。
・リノベーションの有無
同じ築年数の中古マンションでも、リノベーションをして設備や内装が一新されていると、価格設定が高くなりやすいです。
ただし、リノベーションの内容によっては買い手の好みが分かれるため、施工後に売却される場合は、慎重に施工プランを検討しましょう。
この他にも、日当たりや眺望・物件の所在階・エレベーターの有無など、マンションの価格を決めるためのポイントは多数ありますので、ぜひ査定前にチェックしてみてください。
まとめ
中古マンションの価格設定は、過去事例と物件そのものの条件の2つが影響します。
今後中古マンションの売却を検討されている方はもちろん、購入を予定している方も、「マンションの価格はこんな風に決まるんだ!」と覚えておくと、取引の時に役立つでしょう。
中古マンションの購入や売却に関するご相談は、ぜひRENOLAZEにお寄せください。