中古マンションのリフォームを行う際には、施工内容によって自治体から費用の一部を助成または補助してもらえることがあります。
そんな中、今年度から東京都が窓のリフォームに対して補助金の交付を開始したことをご存知でしょうか。
東京都が行う窓のリフォームに関する補助金とは?
今回ご紹介する助成事業は、正式名称を『高断熱窓の設置に対する助成事業』と言います。
この事業は、東京都内に住宅を所有している方で、既存の窓の断熱性を高めるリフォームを行った方を対象に補助金を交付するものです。
この事業がスタートした背景には、既存住宅の窓の断熱性を高めることで、各家庭のエネルギー消費を抑える目的があります。
特に、築年数が古い中古マンションや北向きの中古マンションで窓の断熱性が低い場合、冬は寒さが厳しい部屋で過ごさなければなりません。
そうすると、消費電力やガス代などエネルギー消費が大きくなってしまいます。
そうしたデメリットを無くし、省エネ効果のある住まいを増やすことが、今回の事業の目的なのです。
東京都が実施する補助金を受けられる条件や申請方法は?
続いては、東京都が今回の事業で実施する補助金を受けられる条件や申請方法などをご紹介します。
1.交付条件
・対象者は個人・法人・管理組合・リース事業者。
・国が行っている住宅の断熱リフォーム支援事業の中で、交付対象として指定している製品を設置していること。(※ただし未使用品に限る)
・2017年4月1日以降に新規で設置したもの。
2.改修方法(集合住宅の場合)
・各住戸の中で、最低1つの部屋の窓を全て施工すること。
(例:和室と洋室が各1部屋ずつあり、どちらにも窓が2つ付いている場合は、どちらか一方の部屋の窓2つを高断熱化すれば、もう片方の部屋はガラス1枚分のみの高断熱化でも可)
3.補助金額(集合住宅の場合)
・対象工事にかかった費用×1/6(※100円未満の端数は切り捨て)
・上限額については、『1戸毎に500,000円まで』または、『(助成対象経費×1/2)-(本事業と重複する国補助金の額)』のいずれか金額が小さい方を上限とする。
4.申請方法
・申請受付期間中(2017年8月28日~2020年3月31日)に申請すること。
・専用ホームページより所定の書類をダウンロードし、各書類にインデックスを貼り付けて郵送にて提出する。
より詳しい説明は、申請の手引きをご覧ください。
まとめ
省エネ志向が高まる中、もっと多くの方が断熱リフォームをしやすいように補助金交付を行っている東京都。
現在東京都内にお住まいの方や、中古マンションの窓断熱リフォームをご検討中の方は、ぜひ補助金を申請しましょう。
東京都が実施する補助金を利用した中古マンションのリフォームに関するご相談は、RENOLAZEまでお寄せください。