リノベーションは使いづらくなった箇所を改善し、もっと使いやすくするためのメリットがあります。
とはいえ、何でもどんな施工でもできるわけではなく、施工にあたっては注意点をしっかり押さえることが大切です。
今回は、中古マンションの水回りのリノベーションを行う際の注意点や、おおよその費用についてお話しましょう。
水回りのリノベーションは配管がカギ
住まいに付帯する設備のうち、キッチン・トイレ・バスルーム・洗面台など、水を使用する設備を水回りと呼びます。
そしてこれらの設備へきれいな水を送ったり、作業後の排水を流したりするために必要な配管は、給排水がしやすいように近い場所に集約されています。
そのため、水回りのリノベーションを行う際は配管の構造をきちんと把握し、どの程度まで変更が可能なのか確認しなくてはいけません。
また、配管や給湯器を交換したい場合は、中古マンションの管理規約次第で制限があることも。
勝手に交換してしまうとトラブルになる可能性がありますので、リノベーション前に管理規約を読んだり、管理組合に確認したりしましょう。
配管以外に水回りのリノベーションで注意すべき点は?
続いては、配管以外の水回りのリノベーションポイントをご紹介します。
・生活動線が複雑にならないか
水回りのリノベーションを行う場合、キッチン・バスルーム・トイレ・洗面台と、それぞれの箇所だけの施工を考えてしまうと、生活動線が複雑になる可能性があります。
各設備を使用する時の動線がスムーズに流れるよう、水回り全体をイメージして計画しましょう。
・設備は直接目で見て触って確かめる
インターネットや施工業者が持っている設備カタログには、様々な商品が掲載されています。
そこにはサイズや素材も記載されていますが、画面上や誌面上だけで見て決めるのではなく、実際に展示場で直接見て触れて確かめましょう。
そうすることで、素材の質感や設備のサイズ感をはっきり知ることができますよ。
水回りのリノベーション費用はどのくらい?
最後に、水回りのリノベーションを行う場合の費用がどのくらいかかるかを見てみましょう。
・キッチン…約60~90万円
壁付けから対面式にしたり、天板の素材やコンロのタイプを変更したりすると、このくらいの費用が必要となります。
他にも、キッチンの形や食洗機の取り付け・吸気力の高いレンジフードの取り付けなど、選択した設備によっても金額が変動します。
・トイレ…約20~30万円
トイレはキッチンやバスルームほど面積が大きくないため、だいたいこのくらいの費用で済むケースが多いようです。
なお、トイレのリノベーションについては、下記の記事もご参照ください。
関連記事:「最近使いづらくなったな…」トイレのリフォームの目安は何年?
・バスルーム…約60~80万円
バスルームの場合、元がタイル張り式かユニット式かによって施工費用が変動します。
また、床や壁の素材・浴槽の大きさやタイプなど、選んだパーツによっても変動しやすくなっています。
・洗面台…約10万円
洗面台は一式を交換するだけなのか、それとも鏡・ボウル・蛇口など、パーツ毎で気に入ったデザインの物を組み合わせて取り付けるのかによって費用が変動します。
水回りのリノベーションを行う際は、上記の価格も目安にしてみると良いでしょう。
まとめ
水回りのリノベーションには、配管や生活動線・欲しい設備の実物チェックなど、確認するべき点が多々あります。
中古マンションの水回りのリノベーションを行う際は、今回ご紹介した注意点を踏まえて計画しましょう。
水回りのリノベーションについてのご相談は、RENOLAZEにお任せください。