昔から地震大国といわれるように、日本では数え切れないほどの地震に見舞われてきました。
特に、2011年3月に発生した東日本大震災は、広範囲に亘って被害が及んだことから、改めて地震対策について考えるきっかけとなった方も多いでしょう。
そんな中で今注目を集めている設備が、マンションタイプの地震シェルター(または耐震シェルター)です。
マンションにも適応した地震シェルターとはどんなもの?
地震シェルターとは、大地震が起きて家屋が倒壊したり家具や家電が倒れたりした際、住人の皆さんを守るための設備です。
そして、この地震シェルターがなぜ今注目を集めているのかというと、その背景にはマンションの耐震対策がありました。
旧耐震基準時代に建てられた中古マンションの場合、現行の新耐震基準に合うよう耐震補強がされていることが理想です。
しかし、修繕費用や耐震補強に対する住人同士の意識の違いなど、様々な問題が絡んでなかなか耐震工事が進められないマンションも少なくありません。
そのまま放っておくと、いつか大きな地震が発生した時にご自身やご家族の命を守れないかもしれないと考えた結果、個人で用意しやすい設備の地震シェルターに注目が集まり始めたのです。
マンションでも設置できるタイプの地震シェルターとは
先述のように、個人で用意しやすい地震シェルターは、建物全体の耐震補強工事の費用と比較しても安価で購入しやすい点がメリットです。
ただ、一つの部屋のように空間のある大きめのシェルターは戸建て向けに設計されているものが多いため、マンションの室内に置くとなると少し大きいでしょう。
その代わり、ベッド型やテーブル型などのコンパクトタイプの地震シェルターであれば、マンションにも設置することが可能です。
ベッド型シェルターは、カプセルホテルのような空間にベッドや布団を入れて使うタイプです。
万が一、就寝時に大地震が発生して頭上の家具や家電が倒れても、中で寝ている方をしっかりガードしてくれますよ。
そしてテーブル型のシェルターは、通常のテーブルと異なり5本脚で作られているため、下に潜った時に真ん中の脚を掴むことで、大きな揺れでも安定して身を守ることができます。
見た目は普通のダイニングテーブルとあまり変わらないので、日常生活でも使いやすい点が嬉しいですね。
まとめ
手頃な費用で設置でき、新しい地震対策として今後も活用の幅が広がる可能性が見込める地震シェルター。
将来はマンションにも設置可能な部屋型のシェルターも登場するかもしれませんね。
耐震補強工事が未完了のマンションにお住まいの方はもちろん、耐震補強済だけど更なる安心を求める方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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