中古マンションの購入は多額の費用がかかるため、買ってから「違うマンションを買えば良かった…」と後悔しても、簡単に買い直すことはできません。
そのため、事前に欠陥や不具合がないか入念に確かめてから購入を決断される方がほとんどです。
今回は、中古マンション探しの際にぜひ実践していただきたい、欠陥チェックの注意点をご紹介します。
中古マンションの欠陥チェック1 フローリングの床の軋み
マンションの床がフローリングの場合、階下のお宅へ足音や生活音が響きにくいように、吸音性のある床材が使われています。
この時の注意点は、床に凹みがないかどうか、歩いた時に軋み音がしないかどうかを確認することです。
例えば、食器棚やテレビ台・本棚など、重みのある家具や家電がずっと同じ箇所に置かれていた場合は、一部分が凹んだままの状態となっています。
また、そうした床は歩くと軋み音がすることもあるため、毎日聞くには耳障りとなるでしょう。
このような欠陥に気づいたら、リフォーム代を含めた予算の再検討を行えるため、購入後の思わぬ出費に悩む心配がありません。
また、事前に確認することでリフォームにかかる期間も考慮し、それが済み次第スムーズに引っ越しができるようスケジュールを組むこともできますよ。
中古マンションの欠陥チェック2 壁のヒビ
壁はマンションを支える重要な構造部分なので、ここにも欠陥がないかどうか確認しましょう。
コンクリート造の中古マンションは、基礎部分のコンクリートの上に石膏ボードや壁紙を張って壁を構成していますが、築年数がある程度経過すると壁にヒビが入っていることがあります。
この時、ヒビが小さかったり、ヒビの範囲が壁紙や石膏ボードまでしか延びておらずコンクリート部分が無傷であれば、欠陥の程度もさほど大きくはありません。
ただし、ヒビの範囲が大きい場合や、コンクリート部分にまで達している場合は基礎部分にも影響が及んでしまっているため、重大な欠陥となるのです。
とは言え、壁紙を剥がしてその下まで全て確認することはできないため、少しでも気になったら不動産会社の担当者に直接確認しましょう。
中古マンションの欠陥チェック3 工期
通常、新しくマンションを建てるための平均工期は、建物の総階数+3ヶ月と言われています。
例えば、10階建てのマンションなら10階(10ヶ月)+3ヶ月=13ヶ月の工期を要します。
そのため、それより極端に工期が短いマンションはどこかに欠陥が隠れている可能性があるため、購入を避けた方が良いでしょう。
なお、工期は建築確認取得日を開始日とするので、中古マンションの物件概要を見る際は、建築確認取得日から完成(竣工日)までの期間が平均より短すぎないか確認しましょう。
まとめ
中古マンションの欠陥の確認は、直接目で見てできる項目とできない項目があるため、簡単に調べるのが難しく面倒に思えるかもしれません。
しかし、ここでしっかり確認することが、購入後の安心にもつながるのです。
今後中古マンションを購入される予定の方は、今回ご紹介した注意点を踏まえてぜひチェックしてください。
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