梅雨時になると、洗濯物の部屋干しやカビ取りなど、他の季節にはない心配事が増えます。
住宅リフォームをする際も、梅雨対策を取り入れたものにしたいですね。
そんな梅雨対策にピッタリな、リフォーム施工事例やポイントをご紹介します。
梅雨対策リフォーム 住宅の大敵であるカビの発生原因は?
一般的に、以下の4つの要素が揃うとカビが発生しやすくなると言われています。
・20~30℃の温度
・空気
・ホコリや垢、石鹸カスなどの栄養分
・60%以上の湿度
温度や空気の条件は簡単に変えられませんが、日頃のお手入れや住宅設備次第で栄養分と湿度については改善することが可能です。
梅雨を快適に過ごす目的でリフォームするならば、掃除のしやすさと湿度対策は取り入れたいですね。
梅雨対策にオススメのリフォーム施工事例
1.調湿建材を使う
クローゼットや窓がない居室といった換気しづらい場所は、珪藻土のような調湿建材が効果的です。
調湿建材は湿度が高いと湿気を吸い取り、湿度が低くなれば湿気を放出して、適度な湿度を自動で保ってくれます。
また、結露の防止にもなりますから、温度が低くなりがちな北側や角部屋住居にもオススメです。
2.掃除しやすい浴室にする
最近は掃除がしやすいユニットバスが続々と開発され、リフォームでも人気を集めています。
カビの栄養分は垢や石鹸カスですから、特殊な加工処理を施して、汚れを弾きやすい・落としやすい壁や床材を選ぶのがオススメです。
人工大理石などデザイン性の高い建材もありますよ。
そして扉は、ゴムパッキンや下部に通気口がないタイプにすれば、手入れがしやすいのでカビ防止になります。
リフォームで梅雨対策 部屋干しにもひと工夫を!
梅雨時は部屋干しの頻度が高くなりますよね。
しかし、ただ室内に干しているだけでは部屋に湿気がこもり、カビが発生する原因となってしまいます。
そのため、リフォーム時に浴室乾燥機を導入したり、部屋干しをする場合も温度が低く、湿気がこもりがちになる北側の居室は避けるなどの工夫が必要です。
また、除湿機やエアコンで湿度コントロールをしたり、扇風機で室内の空気を循環させるだけでも湿気対策になりますよ。
ただし、部屋干ししている部屋以外にも湿気が流れている場合がありますので、家全体の換気を心がけることが大切です。
まとめ
梅雨に向けた対策は様々な方法がありますが、湿気や汚れをためにくい家づくりが効果的です。
例えば無垢材のフローリングのように、人に優しく調湿にも優れている天然の建材も人気です。
天然の建材なら、子どもやペットがいる家庭でも安心して取り入れることができますし、シックハウス症候群のリスクを軽減する効果があるとも言われています。
梅雨時の湿気対策にもなり一石二鳥ですね!
これからマンションのリフォームを予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。
RENOLAZEでは、中古マンションのリフォーム・リノベーションも行っておりますので、ぜひお問い合わせください。