中古マンションの購入を検討されている方は、購入の際に住宅ローンを組むことも考えているでしょう。
その中で頭金について「必要だ」という声や、「いや、必要ない」という声を聞きませんか？
今回はそんな中古マンション購入の際の頭金について、その基本的な知識を紹介いたします。
中古マンション購入の際に支払う頭金とは
車や住宅等、大きな買い物をする際に必要になってくる頭金。
大きな買い物であるがゆえに、売買契約を結びましたよという意味合いも兼ねて、最初にある程度の金額を支払うのが頭金の主な役割です。
先に支払っておくことで、返済分の元金を減らすことができるのもメリットの一つです。
頭金はこれといった相場がなく、その金額は各購入者の支払い・返済能力に左右されます。
中古マンション購入に頭金は必要ない？
現在は、頭金なしでも中古マンションは購入可能です。
購入価格の全てを住宅ローンで全ての支払いを済ませることができるため、手元に十分な現金がなく、頭金が払えない場合でも住宅の購入ができるのです。
住宅を購入する際には、物件価格以外にも火災保険料や銀行保証料・不動産取得税など、多くの諸費用がかかります。
これらの費用は、100～200万円ほどかかる場合も多いですが、現在はその諸費用すら全て住宅ローンに組み込むことができます。
頭金は出しておいた方が後の返済も楽になる、というメリットを先ほど記載しました。
しかし、実は頭金なしでも住宅ローンの返済期間を調整したり、繰上返済をすることで頭金を支払った時よりも返済額が少額で済む場合もあります。
中古マンションを頭金なしで購入する場合
中古マンションを頭金なしで購入するには、金融機関からの住宅ローンをフルローンで借り入れる必要があります。
※フラット35は、物件価格の9割までの融資となりますので、フルローンの利用ができず頭金が必要です。
フルローンで借り入れをする際に考えるべきことは、購入した物件の売却をするかどうかです。
転勤や家族の事情など、様々な理由で購入したマンションの売却を検討されることがあるでしょう。
その際にローンの支払い残高よりも、売却価格の方が安い場合は損をしてしまいます。
住宅の価値は、月日が経つにつれ減少していくものです。
例えば、購入当時5000万円で購入したマンションの現在の価値が4000万円にまで低下し、ローンの支払いが4200万円残されている場合、マンションを売却しても200万円の支払いをしなければなりません。
そうならないためには、まず中古マンションを購入する前に物件自体の適正価格・資産価値を把握しておく必要があります。
おわりに
今回は、中古マンションを購入する際の頭金について紹介しました。
頭金なしでも購入は十分可能ですので、まずは自分の将来設計を含めた返済プランを考えることが大切です。
住宅ローンを含めた中古マンション購入のご相談は私共RENOLAZEが承りますので、気になる点など御座いましたら、お気軽にお問合せください。
