マンションの売却を検討している方の中で、部屋の汚れが気になる方もいるでしょう。
特に壁紙は、生活していく上でどんどん汚れてしまいます。
リフォームとしては比較的簡単な「壁紙の貼り替え」ですが、本当に必要なのでしょうか?
売却時における壁紙の貼り替え義務はなし
結論から述べると、売却前に壁紙を貼り替えなくても特に問題はありません。
なぜなら、買主様にもよっては中古マンションを購入したらリフォームする方もいるからです。
ですが、家を売る確率を上げるために貼り替えた方が良いケースもあるのです。
壁紙を貼り替える基準の一つは築年数
買主様が中古マンションを探す時は、築年数も参考にします。
例えば、築年数が新しいマンションを探している方は綺麗ですぐ住めるような家を探していますし、築20〜30年が経過した物件を選ぶ方は中身よりもコストパフォーマンスを重視しているはずです。
では今度は、築年数別に壁紙を貼り替える必要があるかどうか見てみましょう。
・築5年未満
築5年未満の物件なら、売主様が喫煙者で家の中でもタバコを吸っていたり、ペットを飼っているというようなことがなければ、特に目立つような汚れもないので貼り替えは不要です。
・築5〜10年
このくらいの築年数だと、買主様の意識はまだ「新築に近い物」を探している傾向が強いため、売主様が気にならなくても、家を見に来た方はどうしても汚れが気になってしまいます。
よほどの理由がない限りは、貼り替えた方がいいでしょう。
・築10〜30年
築10年を超えると目立つ汚れが増えるので、基本的には貼り替えることをおすすめします。
理由としては、「新築ではないが、すぐに住める家」を探している買主様が多いからです。
・築30年以上
この年数になってくると、綺麗な家を探している方はグッと減ります。
リフォーム前提で探しに来ている方が多いため、そもそも壁紙を貼り替えるメリットがあまりありません。
むしろ買主様は、「安く買って浮いた予算をリフォーム費用に充てたい」と考えるため、壁紙を貼り替えた分の費用を上乗せするよりは、古いままにしておく方が良いでしょう。
まとめ
壁紙を貼り替えるかどうするかは、売却するマンションの年数や汚れ方によって判断が変わります。
ただ「うちは貼り替えた方が良いのかな?」と判断に迷う場合は、不動産会社の担当者に相談してみてください。