不動産売却は、人生の中でも最大級の取引です。
そのため、売却後に受け取る代金もなかなかの金額となり、「いつ受け取ることができるんだろう?」と気になりますよね。
洋服や本・雑貨などを売る時は、金額が小さい分お客様が購入したその場で代金を支払ってくれますが、取引額が大きな不動産はそうもいきません。
さて、不動産売却で得る代金はどのタイミングで受け取るのでしょうか?
不動産売却の代金は2回に分けて受け取る
不動産売却の代金は、売買契約時と物件の引き渡し時の2回に分けて受け取ることが一般的です。
売買契約時に受け取る代金は手付金と呼ばれ、売却価格の1割程度が相場です。
例えば売却代金が1,500万円なら、150万円が1回目の受け取り金額となります。
そして、引き渡し時に残りの代金が支払われるので、先ほどの例だと手付金の150万円を差し引いた1,350万円をこのタイミングで受け取ることとなるのです。
不動産売却の代金を受け取る際の注意点
ところで、不動産売却の代金を受け取る際には2つのことに注意しなくてはいけません。
手付金は物件引き渡しの時まで極力使わない
売買契約時に買主様から受け取る手付金ですが、これは物件引き渡しの時まで極力使いません。
なぜなら、売買契約を結んだ後でも稀に契約解除となることがあり、そうなると手付金は買主様へお返ししなくてはいけません。
しかも契約解除の理由が売主様にある場合、手付倍返しと言って、受け取った手付金の2倍の金額を買主様へお返ししなければいけないのです。
先ほどの例で挙げた150万円の手付金を倍にしてお返しする場合、300万円が必要です。
そんな大金をすぐに用意することは難しいので、万が一のことを考えて手付金は引き渡しの時まで使わず保管しておくことが大切なのです。
2回目の代金受け取りには時間がかかる
2回目の代金受け取りは、1回目と比べると時間がかかりやすいものです。
その理由は、入金されるまでの間に買主様が住宅ローンの申請を行い、その審査結果を待つためです。
住宅ローンの審査は数日かかるので、その期間はやきもきするかもしれませんが、買主様が無事に審査を通過したらきちんと入金されますので、焦らず待ちましょう。
なお、売買契約から引き渡しまでにかかる期間はだいたい1ヶ月半です。
まとめ
不動産売却は他の売買と違って、契約が成立したその場で全額受け取れるわけではありません。
今後不動産売却を行う際は、入金のタイミングが2回に分かれることを頭において資金計画を立ててくださいね。
東京都内で中古マンションの売却を検討している方は、RENOLAZEまでぜひお気軽にお問い合わせください。