中古マンションを売る時は、色々な専門用語を見聞きする機会が増えますよね。
その中には、よく聞く用語もあれば「初めて聞いたよ!」という用語もあるでしょう。
今回は不動産用語の中から、仲介手数料にまつわる片手と両手についてご紹介します。
仲介手数料の片手と両手とはどういう意味?
片手・両手とは、不動産会社がお客様からいただく仲介手数料の受け取り方を表したものです。
片手の例
中古マンションの売主Aさんが、X不動産に「買い手を探してほしい」と依頼します。
一方、中古マンションを買いたいBさんが、Y不動産に物件探しを依頼します。
そしてAさん・Bさん双方の条件が合い、無事に売買契約が成立するとAさんはX不動産へ、BさんはY不動産へ仲介手数料を支払います。
つまり、不動産会社が売主様または買主様のどちらか片方から仲介手数料を受け取ることが片手なのです。
両手の例
中古マンションの売主Cさんが、X不動産に「家を売りたいので買い手を探してください」と依頼します。
また、DさんがX不動産に「中古マンションを買いたい」と、物件探しを依頼します。
その後、Cさん・Dさんの間で売買契約が成立すると、2人は仲介を依頼したX不動産へ仲介手数料を支払います。
このように、一つの不動産会社が売主様・買主様の両方から仲介手数料を受け取ることが両手なのです。
仲介手数料は片手より両手の方が儲かる?
先ほど述べた片手と両手の例を見て、「売主と買主の両方から手数料をもらえるなら、不動産会社にとっては両手の方がお得なのでは?」と思った方もいるかもしれません。
しかし、仲介手数料はあくまで成功報酬なので、売買契約が成立しなければ売主様・買主様の両方からいただくことはできません。
全ての交渉がうまくいくとも限らず、売主様・買主様の間でどうしても折り合いがつかなかった場合は、残念ながら契約に至らないケースもあります。
そのため、必ずしも両手は片手より儲かるとも限らないのです。
仲介手数料の計算方法とは
最後に、仲介手数料の計算方法についてもご紹介します。
これは物件価格によって計算式が変わるため、素早く簡単に計算する方法として速算法が用いられることがあります。
速算法で求める仲介手数料の公式…売却価格×3%+6万円
例えば売却価格が2,000万円だとしたら、2,000万円×3%+6万円=66万円となります。
ただし、仲介手数料には消費税がかかるため、計算した後の金額に消費税をかけることを忘れないで下さいね。
まとめ
普段は気にしない不動産の専門用語ですが、少しでも知っているとその後の取引で役立つこともあるでしょう。
片手・両手は今後中古マンションの売却をする際に必ず売主様に関わることなので、ぜひ覚えておきましょう。
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