マンションなどの集合住宅に住んでいると、水を使用した後に壁から「ドンッ!」「ガンッ!」と聞こえてくる事がありますよね。
まるで怪奇現象のようで恐怖した経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、実はこれ、「ウォーターハンマー現象」と呼ばれるものなんです。
今回は、マンションを売却する際放っておくと危険な、ウォーターハンマー現象についてお話します。
ウォーターハンマー現象とは①:原因
ウォーターハンマーの原因とは、水を急に止めた際などに配管内で水流が急激に変化し、高水圧が発生する現象です。
配管内の水流が急激に変化して高水圧が発生すると大きな衝撃が発生し、配管などが壁にぶつかり「ドンッ!」や「ガンッ!」という音がなります。
このように水圧の上昇が主な原因ですが、逆に水圧が急激に低下する場合もウォーターハンマー現象が発生する事があるんです。
ウォーターハンマー現象とは②:危険性
ウォーターハンマー現象により配管内の水圧が急激に変化すると、配管やバルブ、それに接続されている様々な器具が破損してしまいます。
一見硬くて丈夫な配管も、何度も同じ場所に衝撃を与えると必ず破損してしまうので、放っておくと非常に危険です。
また配管が破損すると漏水の原因にもなり、集合住宅の場合は近隣のお部屋の方にも迷惑がかかってしまいます。
配管には給湯器のセンサーなども接続されているので、ウォーターハンマー現象がある場合は何らかの対策をする必要があるんです。
ウォーターハンマー現象とは③:対策
ウォーターハンマー現象の対策として、水撃防止器といった装置を取りつける方法があげられます。
配管の途中に取りつけるタイプの物や、水栓のハンドル部分に取りつけるタイプの物など様々な種類があるので、専門業者に相談することがおすすめです。
また、配管を固定している器具が外れているために大きな音がなっているというケースもあるので、一度調査を依頼してみると安心ですよ。
マンションを売却する際は、必ずウォーターハンマーの対策や破損部分の修理をしてから取引して下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
マンションの売却時にウォーターハンマー現象を放置してしまうと、買主のみならず近隣のお部屋の方にも被害が出てしまいます。
壁から妙な衝撃音がする際は、売却前に専門家に修理を依頼しておいて下さいね。
私共RENOLAZEでは、中古マンションの売却をお手伝い致しております。