中古マンションを売却する場合、売主様はできるだけ高い価格で売りたいと考えますが、実際には相場より安い価格で売買契約を結ばなくはならないことが少なくありません。
今回は、中古マンション売却時に相場より安い価格となる4つの理由をまとめました。
築年数が古いマンションの売却
一般的に築年数が経過するにつれて、マンションの販売価格は低下していきます。
特に築20年以上経過した場合、購入検討者は古い印象を持ちやすいので、売却するためには相場より安い価格にせざるを得ない場合があります。
設備が傷んでいるマンションの売却
同じ築年数の中古マンションであれば、室内の使用状況が悪く、汚れや劣化の進行が早いほど相場より安い価格設定の理由となります。
特に、台所や浴室など水回りの設備は傷みや悪臭の理由となりやすく、買主様の販売意欲が下がりやすいです。
万が一、リフォームすることが売却の条件となった場合、さらに相場より安い価格設定が必要となるケースがあります。
方角が悪いマンションの売却
一般的に物件は南向き、および東向きが人気です。
そして、マンションの場合は角部屋が人気なので、同じ物件の中でも南東の角部屋が最も相場が高い物件となります。
逆に、北向きのマンションは相場より安い価格設定の理由になります。
また、方角が良い場合でも敷地内で殺人事件や自殺があった物件は「事故物件」として扱われ、相場より安い価格となります。
「事故物件」は売買する前に買主様へ告知することが法律により義務付けられており、隠蔽した場合は告知義務違反となることを知っておきましょう。
近隣施設に問題があるマンションの売却
物件自体に問題がない場合でも、近隣施設に問題があれば相場より安い価格設定の理由になります。
例えば「ゴミ屋敷」や老朽化した空き家などが売却物件の周囲にある場合、放火など犯罪のリスクが高まりますので、マンション売却価格は相場より安い価格となります。
風俗店、パチンコ店、葬儀場、ごみ処理施設、下水処理施設などは、騒音や悪臭など住宅環境の悪化させる要因になりますので、マンション売却価格は相場より安い価格となります。
また、マンション敷地内に駐車場のスペースがない場合も注意が必要です。
特に郊外など日常生活で車が必須な地域にも関わらず敷地内に駐車場が確保できない場合、マンション売却価格は相場より安い価格となります。
まとめ
中古マンションの売却価格が相場より安くなってしまう4つの理由をまとめました。
築年数が古い、設備が傷んでいる、方角が悪い、近隣の施設に問題がある場合は、マンション売却価格が相場より安くなることを知っておきましょう。
お客様のご希望売却価格へ少しでも近づけるように、私たちRENOLAZEでは、中古マンションの売却査定も行っていますので、お気軽にご相談ください。