築浅マンションの購入検討者が最も気にするポイントは売却理由です。
特に、売却物件が事故物件ではないか、近隣環境に問題はないかなど、生活を送っていく上で不都合がなかったかどうかは重要なポイントです。
今回は築浅マンションの取り扱い、売却理由、売却時の注意点をまとめました。
築浅マンションの取り扱い
一般的に物件は一度でも人が住むと中古物件として扱われ、「中古」となった段階で価格は10%下落すると言われています。
そして、相場では築年数が1年経過するごとに価格は1~2%下落し、築浅マンションであったとしても5年が経過してしまえば購入時の価格よりも15~20%下落するとも言われています。
ただし、一度も人が住んでいない物件は未入居物件であり、建築工事が完了して1年以内であれば「新築」扱いになります。
「中古」として扱われるか「新築」として扱われるかは、購入意欲に大きく影響しますので覚えておきましょう。
築浅マンションの売却理由
一般的に築浅マンションはきれいで清潔と考えられています。
したがって、購入検討者は「築浅でまだまだ物件の状態も良いのに、なぜ売却するのか」という点を気にしていますので、できるだけ隠さずに売却理由を申告することがポイントです。
例えば、近所の住人とのトラブルが原因で築浅マンションを売却するケースもあります。
これは法的な申告義務はありませんが、あらかじめ不動産会社には伝えておく方が良いです。
他にも、親の介護や転勤・離婚など、個別の理由で急に売却が必要になった場合でも理由を正確に伝えることで、購入希望者も納得して検討できますので、売却理由は隠さず伝えましょう。
また、敷地内で自殺や変死があった物件は「心理的瑕疵物件」と呼ばれます。
この場合、不動産会社は事故があった事実を買主様へ伝える義務があり、法律で定められています。
もし事故内容を隠して物件を売却した場合には、あとで契約解除や裁判に至るリスクがありますので必ず申告しましょう。
築浅マンション売却時の注意点
築浅マンションを売却する時は設備や清潔感を損なわないこと、瑕疵の有無を伝えることがポイントです。
1.
設備
一般的に物件売却時にはエアコンなどの設備を撤去しますが、築浅マンションの場合は設備がまだ新しいので撤去せずに売却した方が価値を高められる場合があります。
そして、何より購入検討者の希望する条件に合わせることが重要ですから、慌てて設備を撤去しないように注意しましょう。
2.
清潔感
築浅マンションの大きな魅力のひとつは清潔感です。
特に内覧前などは水回りを中心に清掃しておくことが推奨されますし、汚れがひどい場合にはプロのクリーニングを依頼することで、売却物件の清潔感を損なわずに売買交渉することができます。
3. 瑕疵
最後に注意しておきたいポイントは瑕疵についてです。
瑕疵とは欠陥や劣化のことを指しており、瑕疵担保責任という制度があります。
この制度により、買主様は物件に瑕疵を見つけた場合、引き渡し後でも一定期間内は売主様に修繕費用を請求することができます。
瑕疵担保責任で補償される内容には柱や土台のトラブルも含まれているので、築浅マンションの場合には建築時の施工不良も該当する点が重要なポイントです。
売主様が気づいていない場合でも補償対象となる場合がありますし、隠蔽していた場合には保証期間が過ぎても補償対象となりますので注意しましょう。
まとめ
築浅マンションを売却する時のポイントをまとめました。
一般的に築浅マンションの売却時には、売主様は高値で物件を売却することを希望しており、買主様は割安で清潔感のある物件を求めています。
したがって、築浅マンションを売却する際には売却理由を隠さず、物件を清潔に保ち、適正な価格を慎重に検討することが重要なポイントです。
私たちRENOLAZEでは、物件の売却査定も行っておりますので、まずは当社へ一度お問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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