マイホームを購入する際、ほとんどの方が住宅ローンを組みます。
住宅ローンは元本の他に金利を支払う必要がありますが、利率の設定方法には種類があります。
自分に合った金利・返済を選ばなかった場合、のちのち住宅ローンの滞納に繋がってしまうことも…。
今回は、住宅ローンの変動金利についてご説明します。
住宅ローンの変動金利 金利の種類
住宅ローンを組む際の金利には、大まかに3種類あります。
●変動型
●固定期間選択型
●全期間固定型
このうち、変動型と固定期間選択型のような短期タイプは金利が低めです。
ですから一般的には、変動金利の住宅ローンが最も低金利で借りることができます。
金利動向に合わせて、繰り上げ返済や固定型への変更を行う余裕があれば、変動金利タイプの住宅ローンはお得です。
しかし、金利の低さだけを重視してあまり深く考えずに選んでしまうと、思わぬリスクを背負うこともあります。
住宅ローンの変動金利のポイント
変動金利の利率は半年毎に見直されますが、その都度支払い額が変わるのは何かと不便です。
そのため住宅ローンの支払い額に反映されるのは5年毎となっています。
5年間は額面上の返済額が一定である代わりに、返済額の元金と利息の割合が調整されます。
したがって金利が上昇すれば利息の割合が増え、なかなか元金が減らないリスクがあります。
借入期間が長期に及ぶ傾向のある若い世代では、固定金利の方がリスクは小さいでしょう。
住宅ローンの変動金利 10年固定もおすすめ
40〜50歳で住宅ローンを組むと、定年退職後も残債がある可能性が高くなります。
そこで視野に入れたいのが、最初の10年だけ固定金利になるタイプです。
全期間固定型よりも金利が低く、仮に10年後の金利が上昇していても返済はある程度進んでいます。
加えて住宅ローン控除の適用は当初10年間(2018年12月時点)なので、減税が終了したタイミングに退職金で繰り上げ返済するのなど対策を打つことが可能です。
住宅ローンの変動金利 老後破綻しないために
資金に余裕がない場合や借入期間が長期に及ぶ場合、変動型は老後の返済が厳しくなる恐れがあります。
固定型の方が金利は割高ですが、現在は全期間固定型のフラット35でも1.410%から借入られます。
住宅ローン控除(1%)を考慮すれば、最初の10年間は実質1%未満でローンが組める計算です。
なお2018年7月に金融緩和政策が一部見直されたので、今後は金利が上昇する可能性の方が高い点には留意してください。
まとめ
住宅ローンの変動金利は、金利の低さが魅力です。
上手に使えばお得にローンを組めますが、総支払い額が増大するリスクがあります。
また固定型は総支払い額が借入時点で確定しますが、金利は割高です。
それぞれメリット・デメリットがあるので、利率だけで決めず自身の資金力やライフスタイルに合ったものを選択しましょう。
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