不動産会社にマンションの売却を依頼すると、定期的に「営業活動報告書」というものを受け取ることになります。
この営業活動報告書には、不動産会社が行った販売活動の内容やどのような反応があったかなどがまとめられており、売却の状況を把握するためにとても重要なものです。
今回は、この営業活動報告書についてご説明します。
不動産会社の営業活動報告書① 営業活動報告書の内容
活動報告書には、どのように営業活動を行ったのか、問い合わせ・内覧の件数、内覧があった際のコメントなどが記載されています。
電話やFAXなどの場合もありますが、今後に活かすためにはしっかりと書面でもらっておくほうがよいでしょう。
また、マンションの売却が完了するまでは保管しておき、営業活動の流れがわかるようにしておくと安心です。
不動産会社の営業活動報告書② 営業活動報告書を受け取る頻度
活動報告書は、媒介契約を結んでいる売り主へ定期的に提出することが義務付けられています。
専属専任媒介契約を結んでいる場合は1週間に1回以上、専任媒介契約の場合は2週間に1回以上とされています。
また、一般媒介契約の場合、報告が義務付けられているわけではありませんが、任意で報告を求めることは可能です。
上記のペースを守ることはもちろん、定期的にしっかりと活動報告をしてくれる不動産会社であれば、熱意があり信頼できると言えます。
逆に、報告書が上記のペースより少ない場合や、毎回似たようなことが書かれている場合は、その不動産会社はきちんと売却活動を行っていないかもしれません。
こういった場合は報告義務に違反しているとして、早めに契約を解除することをおすすめします。
不動産会社の営業活動報告書③ 営業活動報告書はどう活用すべきか
報告書はただ受け取るだけではなく、そこから販売活動の計画を見直すことも重要になります。
例えば問い合わせそのものが少ない場合は、売却価格や広告活動の見直しを行う必要があるでしょう。
また、内覧に来るもののなかなか買い手が決まらない場合は、物件のアピール不足や、設備の不備などを疑う必要もあります。
不動産会社に任せきりにするのではなく、気になる点があったらしっかり相談し、今後の売却に向けて改善していきましょう。
まとめ
営業活動報告書をチェックすることで、不動産会社がしっかり営業活動を行ってくれているか、また方向性が間違っていないかを確認することができます。
マンションは高額な資産ですので、もし十分な報告を行ってくれないのであれば、別の不動産会社への依頼も検討してみましょう。
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