定期借地権付きのマンションは、新築でも安価に購入できることで人気を集めています。
しかし、売買する場合には、気をつけたいポイントがいくつかあるのです。
今回は、定期借地権付き中古マンションの売却を検討している方に向けて、売却時に知っておきたいポイントをご紹介します。
定期借地権付きマンションの売却① 定期借地権付きマンションとは?
定期借地権とは、期限付きで土地を賃貸借する権利のことです。
そのため、定期借地権付きの建物は、契約期限が来たら無条件で土地を返還しなければなりません。
契約期間は一般的に50〜72年となっていますが、期限満了後には更地にして、土地の所有者に返還することになります。
所有権マンションと比べると8割ほどの価格で購入できることや、固定資産税を払う必要がないこと、大手デベロッパーも積極的に手がけていることなどから、人気が集まっています。
定期借地権付きマンションの売却② 売却するなら、極力早く行うのがカギ
定期借地権付きの中古マンションを売却する場合、その価値は借地権の残存期間で決まります。
普通のマンションの場合は土地+建物で価値が決まるため、景気によって土地の価格が上がり、中古であっても価格が上昇する可能性があります。
しかし、借地権付きの建物は土地の価値が加味されないため、基本的に価格は下がっていくだけなので、早く売ることが何よりも大事なポイントとなるのです。
定期借地権付きマンションの売却③ 定期借地権の残存期間に注意
定期借地権付きの場合、「借地」ということで担保価値が低くなるため、住宅ローンにも多少の制限があります。
金融機関によっては、「ローン返済終了後に借地権の残存期間が10年以上あること」を条件にしているところもあります。
そのため、借地権の残存期間によっては、住宅ローンの借入期間が短くしか設定できなくなるため、買い手が付きにくくなることが予想されます。
定期借地権付きマンションの売却④ 売却の際には、地主の許可が必要
定期借地権付き中古マンションを売却する際には、借地人が地代を払っていけるかどうかも重要となるため、地主の承諾を得てから行う必要があります。
承諾なしに売却した場合は、借地契約を解除されてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
まとめ
定期借地権付き中古マンションの売却を検討している場合は、借地権の契約期限までより長い方が、スムーズに売れる可能性も高くなります。
年数が経つほどにどんどん価値は下がってしまうので、早めに決断して行動するようにしましょう。
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