近年、マイホーム取得時の年齢は上昇傾向にあります。
しかしこの数値は、定年退職後のセカンドホームとして購入する人も含まれています。
そのため初めてマイホームを契約する際の年齢は、20代・30代の若い世帯も依然として高い割合を示しています。
そこで、若い世帯が中古マンションを購入するときのポイントを解説します。
マンションの購入①中古マンション購入者の平均年齢
国土交通省が発表した「平成29年度住宅市場動向調査報告書」によると、中古マンションを初めて購入するときの平均年齢は44.2歳となっています。
割合では30歳未満が6.9%、30歳代が30.7%で、3人に1人は30代までに取得していることが分かります。
また中古マンションを購入する世帯の平均年収は632万円で、分譲一戸建て(701万円)や分譲マンション(798万円)と比較しても手が届きやすいです。
このように中古マンションは新築よりも価格が安いため、若い世帯からも人気となっています。
マンションの購入②20代・30代で購入するときのポイント
・頭金の準備
若い内にマイホームを取得する上でネックになるのが、頭金の用意です。
住宅ローンを組むなら、購入価格に対して2〜3割程度の頭金が必要と言われています。
中古マンションの平均価格は2,329万円なので、500万円前後の頭金を用意できるかどうかがポイントです。
・返済計画を立てる
30代前半ではまだ貯蓄額が少ないので、どのタイミングで住宅ローンを完済できるかが老後資金の準備に影響します。
中古マンションは比較的少ない資金で取得できる点がメリットですから、借入期間を短くするなどして定年退職前に完済できる資金計画を立てるのがおすすめです。
マンションの購入③注意点
・住宅ローンの借入額が低くなる
住宅ローンは借入時の収入よって、融資額が変わります。
したがって収入が低い20代・30代では借入可能な額が少なくなります。
十分な頭金がなく収入も低い場合は、購入できるマンション価格も低くなってしまいます。
ただし返済が進み、かつ収入も上がる40代以降では月々の返済に対する負担は軽くなるでしょう。
・ライフプランが変化するリスク
平成29年における初婚年齢は、男性31.1歳、女性29.4歳でした。
また出産時の母親の平均年齢は、第一子で30.7歳、第二子で32.6歳です。
したがって子どもの誕生や小学校進学を機に住宅取得する場合は、30歳から35歳くらいで購入することになります。
この年齢層では、転職や転勤などでライフプランが大きく変化する可能性に留意してください。
まとめ
若い内にマイホームを購入することは、長期借入が可能なので柔軟な返済計画を組むことができます。
また価格の安い中古マンションなら、借入時点での収入が少なくても短期間で完済することは不可能ではありません。
そこでマイホームを無理なく取得するために、自身のライフプランを明確にしておくことが大切です。
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