一般的にマンションを売却したときは、売却代金を銀行振り込みしてもらいます。
しかし、銀行振り込みは時間がかかるので、現金での受け取りを希望する売主もいることでしょう。
今回は、マンションの売却代金を現金で受領する場合の注意点についてご紹介します。
マンションの売却代金を現金で受領する場合①受領回数
マンションの売却代金の支払いは、3回に分けて行うのが一般的です。
売買契約書を締結したときに支払う「手付金」、約1ヶ月後に支払う「中間金」、マンションを引き渡すときに支払う「最終金」の3回です。
なお、中間金を省略する場合もあります。
マンションの売却代金を現金で受領する場合②受領方法
1.受領方法は2種類ある
売却代金の受領方法は、「銀行振り込み」「現金での受け取り」の2種類あります。
銀行振り込みで受領するのが一般的ですが、「手付金」については現金で受領することもあります。
売却代金を現金で受領すると、受領した日に「不動産屋への仲介手数料」「抵当権の抹消の手続きをした司法書士への報酬」「住み替え用マンション購入の手付金」などを支払える、というメリットがあります。
2.最終金は金融機関で受領する
「中間金」「最終金」は数百万円~数千万円するので、原則として銀行振り込みで受領します。
もっとも金額が大きくなる最終金の受領は、売主が住宅ローンを組んだ金融機関で手続きするのが一般的です。
マンションの売却代金を現金で受領する場合③注意点
1.高額の現金を持ち運ぶリスク
基本的に売買契約は不動産会社の事務所で行われるので、手付金を現金で受領する場合、すぐに近くの金融機関で入金する必要があります。
数十万~数百万円の現金を1人で持ち運ぶのはリスクが高いので、不動産会社の担当者と一緒に行くと良いでしょう。
2.現金での受領だと振り込み履歴が残らない
銀行振り込みの場合、「買主が売主に振り込んだ」という入金履歴が残ります。
しかし、現金での受け取りの場合は入金履歴が残らないので、注意しないと後でトラブルになる可能性があります。
事前に売主・買主・不動産会社の三者で話し合って決めたほうが良いでしょう。
まとめ
以上、マンションの売却代金を現金で受領する場合の受領方法や注意点についてご紹介しました。
すぐ現金が手に入る現金での受け取りはメリットもありますが、「現金を持ち運ぶので危険がある」「入金履歴が残らない」などのデメリットもあるので、注意が必要です。
売主と買主双方が納得のいく方法で取引したいものですね。
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