地域の人が中心となって交流の場をつくる企画が、東京・渋谷区で始まりました。
区では6月の第一日曜日を、「ふだん話す機会の少ない近隣の人ともっと顔見知りになる日」と定めて活動しています。
コミュニティの一員として、子どもから大人まで誰でも参加できる「おとなりサンデー」の魅力を紹介します。
渋谷区の「おとなりサンデー」①どんなもの?
おとなりサンデーは、パリの隣人祭りに着想を得たイベントです。
パリの隣人祭りでは、同じアパートの住人同士が交流する目的で、持ち寄りパーティを行ないます。
渋谷区では2017年6月4日に初開催され、実に39のエリアで企画が展開されました。
そして2018年には期間を1ヶ月間に拡大し、区内外の100カ所で様々な交流イベントが行われました。
企画内容は自由で、小規模サークルの親睦会から100名を超す参加者のあるもの、屋外活動など様々です。
そして町内会や学区域を超えた、広域イベントも充実しています。
渋谷区の「おとなりサンデー」②渋谷区民以外でも参加OK!
おとなりサンデーに参加できるのは、渋谷区民だけではありません。
区外に住んでいるけれど、渋谷区で働いている・遊びに来ているといった人でも気軽に参加できます。
在勤者のように平日の渋谷しか知らない人も、このイベントを通じて渋谷の新たな側面に触れることが可能です。
おとなりサンデーの取り組みを通して、渋谷区から新たなビジネスが誕生するかもしれません。
渋谷区の「おとなりサンデー」③実際に開催されたイベント
過去のおとなりサンデーでは、以下のようなイベントが開催されました。
・清掃活動
商店街や渋谷区にある企業が中心となって、エリア内の清掃活動を実施しました。
清掃だけでなく、ボランティア関連の活動は特に活発なものとなっています。
当日の飛び入り参加歓迎の企画も多いので、まずは雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
・商店街巡り
外国人観光客とともに、商店街巡りを行いました。
観光スポットとはひと味違う、そこに住まう人々の日常生活を肌で感じることができます。
ホスト役である日本人側にとっても、今後ますますの増加が見込まれる外国人観光客へのおもてなしを通して、地元・渋谷の新たな魅力に気付くきっかけとなります。
・防災編
2019年9月2日には防災編として、非常食を試食しながら防災についての知識を学びました。
おとなりサンデーから派生し、期間外でのコミュニティ活動が増えています。
・隣人祭り
パリの隣人祭りとまったく同じ形式をとる企画として、2012年頃にはすでに活動していたマンションもあります。
そして2018年には町内会単位での参加も増えてきました。
近年姿を消しつつある「子ども会」のような集いになっているところや、けん玉やこま回しなどの昔遊びを体験できる企画もあります。
まとめ
コミュニティの重要性が見直されてきた今日、渋谷区のこの取り組みは地域活性化の起爆剤として期待されています。
地域というゆるい繋がりから、改めて人との付き合い方を考えることができるイベントです。
渋谷区にお住まいの際は、ぜひ参加してみてくださいね。
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