中古マンションのように築年数の経った物件では、バルコニーの広さが十分でないことが珍しくありません。
そんなときは、インナーバルコニーを取り入れることで、広くて快適な屋外空間を確保することができます。
マンションのリノベーションでは、このようなバルコニー部分も間取りを変更できるメリットがあります。
今回は中古マンションのリノベーションをお考えの方に向けて、インナーバルコニーについてご紹介します。
マンションにインナーバルコニーをつくる魅力
インナーバルコニーの魅力は、庭と異なり天候問わずにいつでも使えるところです。
通常の雨風なら凌げますから、濡らしたくないものを置いていても安心です。
リビングの延長としてテラスのように使用するのもおしゃれですし、キッチンの勝手口から出入りできれば何かと便利でしょう。
第二のリビングとして利用できますから、その用途は多岐にわたります。
●リノベーション時のポイント
インナーバルコニーをつくると、開口部が大きくなるため隣接する部屋の気温が変動しやすいです。
過ごす時間の長いリビングの室温変動が大きいと、それだけ冷暖房費がかさんでしまいます。
そこで二重サッシを導入すれば、冷暖房効率が上がり結露の予防にもなりますよ。
●デッドスペースを活用する
部屋の形状や広さが十分でなくデッドスペースが生じているときは、接しているバルコニーと繋げることで、インナーバルコニーにすることが可能です。
または窓際部分の床をタイル張りにするなどのアクセントを加えることで、テラス風のデザインとなります。
マンションでインナーバルコニーの活用例
●テーブルと椅子を置く
これは一般的な活用例です。
テラス感覚で、手軽にくつろぎ空間を演出することができます。
ガーデニングや観葉植物で彩りを加えるのもおすすめですよ。
●DIYスペース
庭感覚で使えますから、屋外で作業したいときのDIYスペースにぴったりです。
また勉強やワークスペースとしても活用できるでしょう。
●子どもの遊び場
天気が悪く外出できない日でも、外遊びが可能です。
また真夏日のように高温で日差しが強すぎる日も、日射病の心配をせずに遊ばせることができます。
マンション規約で禁止されていなければ、ベランダプールを楽しむこともできるでしょう。
●洗濯効率が良い
インナーバルコニーのすぐ近くに洗濯機置場があれば、洗濯効率が良くなります。
さらに雨が降っていても屋根があるため、大量の洗濯物を干すことも可能です。
マンションでインナーバルコニーをつくる際の注意点
●施工費が増大する
通常のバルコニーと比較し、インナーバルコニーのリノベーション工事は費用がかかります。
またバルコニーのサイズによっては延床面積に算入されるため、その分だけ固定資産税が上がる可能性があります。
●部屋が暗くなりやすい
バルコニーの屋根の分だけ部屋が奥まるため、隣接する室内への採光しにくくなります。
太陽高度が高くなる夏場は特に日差しが入りにくくなりますので、高窓などで採光を確保するといった工夫が必要です。
まとめ
マンションのリノベーションでは、空間の有効活用が必要不可欠です。
一戸建てのような庭がないマンションでは、バルコニーの機能が重要となります。
そこでインナーバルコニーを導入すれば、室内と屋外両方のメリットを享受できるのでおすすめですよ。
私たちRENOLAZEでは、リノベーション向きの中古マンションを豊富に取り揃えております。
中古マンションの購入をご検討されている方はぜひ、当社までお気軽にお問い合わせください。