「中古マンションを買う」と考えたとき、選ぶポイントはいくつかあります。
その一つに「資産価値」という観点があります。
では、将来の売却を考えたとき、下落しにくい物件はあるのでしょうか?
今回は将来の売却を考えたとき、資産価値として維持しやすい物件を選ぶポイントについて紹介します。
価値のある中古マンションを買うなら「駅近」を選ぶべき
1 境界は「徒歩7分」
物件選びのポイントとなるキーワードとして「駅近」があります。
なぜなら、近年、「駅近」の物件が求められているからです。
マンションで目安となるのは徒歩7分以内の物件です。
東京都心の中古マンションの成約単価を見ると、駅から1分離れると、2018年5月には約1万8,000円下落しています。
徒歩7分を超えれば超えるほど、下落幅は大きくなります。
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駅近マンションが下落しにくい理由
では、なぜ駅近マンションは価値として下落しにくいのでしょうか?
大きな理由は二つあります。
一つ目の理由は「若い人の車の保有率が低くなっていること」です。
特に30代以下の若い世代では、車の保有率が低くなっています。
もう一つの理由は「共働き家族が多くなっていること」です。
この傾向は、今後ますます増加するものと思われます。
平日は夫婦ともに通勤となるため、移動に便利な駅近マンションの方が好都合です。
このため、広くても駅から遠いマンションよりも、狭くても駅近マンションを選ぶ傾向が強くなっています。
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「広さ」よりも「時間」を重視する都心のマンション選び
これが顕著に表れているのが都心でのマンション選びの傾向です。
特に10平米に満たない賃貸マンションが一人暮らしの人に人気を集めています。
テレビを見ないので置く必要もなく、「単に寝るだけ」であれば、狭くても十分と考えているようです。
このため、同じ賃料であれば、広くても通勤に時間がかかるマンションよりは、狭くても通勤時間が短いマンションを選ぶ傾向にあります。
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二極分化する中古マンションの価値
バブルの時代ならマイホームを手に入れるためなら、隣県で駅からバスを利用する地域でマンションを求める傾向にありました。
しかし、今は時間を優先する傾向にあるため、バスを利用しないとならない地域の中古マンションは、1,000万円を切っても買い手がほとんどいません。
一方、駅近マンションは高値にも関わらず売れています。
例えば、神奈川県海老名市の駅前にあるタワーマンションは70平米で5,000万円という高価格にも関わらず、人気となりました。
このように、駅近マンションかそうでないかによって大きく資産価値が変わる二極分化となっているのです。
まとめ
「住宅は人生最大の買い物」と言われています。
とはいえ、将来の売却を考えたとき、資産価値として維持しやすいマンションを選ぶのが得策です。
そのためにも、駅近の中古マンションで検討してみてはいかがでしょうか?
私たちRENOLAZEでは、中古マンションのリフォーム・リノベーション売買を中心に不動産業務を承っております。
中古マンション購入でお悩みの際は、ぜひ当社までお問い合わせくださいませ。