みなさんは、羽田空港の国際線増設に伴い、新たな空路ができることをご存知でしょうか。
「羽田新ルート」ができることで物価に変動が起きるかもしれません。
「いつから運用されるか?」もしくは「どんな影響を及ぼすのか?」などさまざまな疑問をお持ちでしょう。
現時点ではそこまで認知されていないこともあり、大幅な価格変動は見られません。
しかし、中には将来を見据えて羽田新ルートを考慮し中古物件を売買する人も見受けられます。
今回は羽田新ルート問題と不動産売買への影響について徹底解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
羽田新ルートの問題点 ①騒音
羽田新ルートができると、これまで影響のなかったエリアでも、上空を飛行機が飛び交うので、騒音が増えることが予想されています。
羽田新ルートの始動は、東京オリンピックが開催される2020年頃と見られるので、騒音もそのあたりから発生すると考えられるでしょう。
この新しい空路は、江東区や江戸川区、そして東京の中心である渋谷区や新宿区の上も通ります。
これらのエリアで、2020年以降、飛行機の騒音が新たな問題になる可能性が高いという訳ですね。
羽田新ルートの問題点 ②落下物がある可能性
羽田新ルートでもう一つ懸念されるのが、落下物があるかもしれないという点です。
飛行機からの落下物では、機内で使用された水の排水が凍ったものや、脱落した部品などが挙げられます。
ただし、羽田空港や航空会社では落下物防止のために点検などを強化していますし、実際に落下物が発生する頻度は11年間で4回と予想されているため、頻発するわけではなさそうです。
羽田新ルートにより物価が変動する可能性大
騒音や落下物がこうして問題視されている以上、物価の価格に影響する可能性は充分にあり得ます。
現に2019年3月時点で、羽田新ルートが通る区では地元住民向け説明会が何度も行われています。
これからさまざまなメディアで、羽田新ルート開設による影響が取り上げられる事でしょう。
問題の認知度が上昇すれば、将来的に不動産価値は急に下落するかもしれません。
結果、リスク回避として中古物件の所有者や投資家は売りに動いているようです。
当該エリアに中古物件を所有している人は、今後の物価の動向に注意が必要ですよ。
まとめ
東京オリンピックに合わせて開設される羽田新ルート。
始動に伴って懸念される騒音や落下物の危険性と、それらが不動産を含めた物価へ与えうる影響についてご紹介しました。
テレビで報道されたこともありますが、まだそれほど広く認知されていません。
しかし地元住民への説明会を始め、関心は確実に高まりつつあります。
中古物件を所有している人は、不動産価値の下落というリスクを回避するためにも、いつから影響しはじめるか動向をチェックしておきましょう。
ぜひ、今後の物件をどうするか検討してみてください。
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