住宅ローンを組む際は、団体信用生命保険への加入が義務づけられています。
しかし、団体信用生命保険は申し込んだ方すべてが加入できるわけではなく、場合によっては入れない方もいらっしゃいます。
今回は、団体信用生命保険に入れない理由や、加入できない場合の他の方法についてご紹介します。
団体信用生命保険に入れないのは健康リスクがあるから
団体信用生命保険とは、住宅ローン返済中に名義人が不慮の事故や病気などで死亡または重度の障がいを負った時に、保険金で残りのローンを完済するものです。
ローンの返済は長期にわたるため、名義人としては事故や病気が原因で返済できなくなった時の保証があると安心ですよね。
しかし、あまりにも多くの保険金を支払うことは、保険会社としてもなるべく避けたいものです。
そのため住宅ローンの審査では、名義人の健康状態もチェック項目に含み、現在かかっている病気や過去の病歴を告知するよう義務づけています。
審査の結果、健康リスクが高いと判断されると、団体信用生命保険に入れません。
団体信用生命保険に入れない?告知義務のある病気や障がいについて
団体信用生命保険の告知義務は、病気だけではなく障がいも含まれています。
たとえば、手足の欠損や機能に障がいがある方や、言語・咀嚼・視力・聴力に障がいがある方は、告知義務に該当します。
そして病気の場合は、心筋梗塞や脳卒中・肝機能障害など保険会社が指定する病名に該当すると、過去3年以内に手術を受けたか、最近3ヶ月以内に医師の治療や投薬を受けたかどうかも確認されます。
なお、夫婦でペアローンを組む場合は、夫婦それぞれが団体信用生命保険へ加入しなくてはいけないため、告知も夫の分・妻の分と別々に申請します。
団体信用生命保険に入れない場合はどうしたら良い?
審査の結果、健康状態を理由に団体信用生命保険に入れないと、住宅ローンを結ぶこともできません。
ただし、通常の団体信用生命保険の加入条件より基準が緩和されている「ワイド団信」を設けている金融機関があります。
また、住宅金融支援機構の「フラット35」は、2017年10月1日以降から団体信用生命保険付きの住宅ローンとなりましたが、健康上の理由その他の事情により団信なしで利用することも可能です。
通常の団体信用生命保険では入れないかもしれないと心配される方は、ワイド団信対応の金融機関やフラット35に申し込むことを検討されると良いでしょう。
まとめ
住宅ローンは返済総額が大きい分、返せる見込みがなくなってしまった時に頼れる団体信用生命保険は欠かせません。
今後ローンを申し込む方は、ぜひ団体信用生命保険に入れないケースと対応策を覚えておきましょう。
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