中古マンションの購入にともない、自分や家族の希望に合わせて、さまざまなリフォームを計画するのは楽しいですよね。
とくに、日本人は湯船にゆったりと浸かるのが好きなので、お風呂のリフォームに力を入れたいと考える方も少なくありません。
なかには、「せっかくリフォームをするなら追い焚き機能のあるお風呂にしたい」という方もいるでしょうが、実は全てのマンションが追い炊き機能の付いたお風呂にリフォームできるわけではないのです。
今回は、追い焚き機能付きお風呂の特徴やメリット、中古マンションを購入する前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
中古マンションの購入を検討している方、追い焚き機能のあるお風呂にリフォームしたいという方は、ぜひご一読ください。
マンションでも人気の機能!追い焚き付きのお風呂の特徴とメリット
追い焚きとは、浴槽内のお湯を“差し湯をせずに沸かし直す機能”のこと。
冷めたお湯を給湯器に戻す仕組みにより、浴槽のお湯を何度でも温め直せるため、利便性が良く、節水になると多くの方に好まれています。
「家族の入浴時間がバラバラ」「前日の残り湯を再度沸かしたい」という方にはとくに重宝するでしょう。
追い焚きが付いているかどうかは、物件の内覧のときに給湯器のリモコンをみれば分かるので、追い焚き機能を希望される場合は忘れずチェックしてください。
追い焚き機能付きのお風呂は、築15年未満の比較的新しい中古マンションに設置されていることが多い傾向にあります。
築浅の中古マンションを購入する方は良いのですが、築20年以上の安い中古マンションが欲しいという方は、リフォーム時に追い焚き機能付きのお風呂に変更する必要があります。
マンションのなかには、追い焚き機能付きのお風呂に変更できないものもあるため、物件探しの際は次項のポイントをチェックすることが大切です。
追い焚き機能付きのお風呂に変更できない!?マンション購入前のチェックポイント
前項でも述べたように、マンションのなかには給湯専用から追い焚き機能付きに変更できないものがあります。
そもそも、追い焚き機能付きのお風呂には「給水管」「給湯管」の他に、冷めたお湯を給湯器へと戻す「追い焚き管」が必要です。
「湯船→追い焚き管→給湯器→追い焚き管→湯船」というように、冷めたお湯を循環させて温める仕組みになっているので、リフォーム時には追い焚き管を新たに配管しなければならないのです。
追い焚き管のない給湯器から、追い焚き管ありの給湯器に取り換えるくらいで済むなら問題ないでしょうが、マンションによっては同タイプの給湯器しか設置できないケースがあります。
また、マンションの外壁に追い焚き管を通す穴がない場合、大がかりで高額な工事を行わなくてはならないので、時間的にも予算的にも堅実的とは言えないでしょう。
そもそも、マンションの管理規約によって給湯器の変更や工事が禁止されていることもあるため、「給湯器の取り替えが可能か」「追い焚き管を配管できるか」などを事前にチェックしましょう。
まとめ
給湯器の仕組みなどによっては、追い焚き機能付きのお風呂にリフォームできない場合があります。
また、「管理規約で禁止事項されている」、禁止されていなくても「管理組合の許可を得る必要がある」など、手続き自体に手間がかかることが予想されます。
そのため、中古マンション購入の優先事項として「追い焚き機能付きのお風呂にリフォームしたい」と考えるなら、購入するマンションがすでに追い焚き機能に対応した給湯器であることを確認しておくと安心です。
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