中古マンションを購入しようと検討している際、「すまい給付金」との言葉を聞いた事はあるでしょうか?
すまい給付金とは住宅ローンのような借り入れではなく、その名の通り国からの給付金になります。
新築一戸建て住宅やマンションなどであれば適用範囲が広く、問題なく受け取れるケースが多いのですが、中古物件になると要件を満たす物件が減ってしまうので注意が必要です。
今回は、中古マンション購入時の消費税負担分を補う「すまい給付金制度」についてご紹介します。
中古マンションでも利用可能?すまい給付金制度とは?
「すまい給付金」とは、住宅を買う時にかかる消費税の負担を補うために作られた制度で、一定の条件を満たした住宅購入者が受け取れる給付金のことです。
ですが、中古住宅は少々要件が厳しくなり、給付の対象となるのは以下の要件を満たす必要があります。
●主が宅地建物取引業者であること(個人は対象外)
●既存住宅売買瑕疵保険への加入
●売買時に検査を受けている中古マンション
●住宅ローンの利用がない場合、年齢が50才以上の者が取得する住宅が対象
中古マンション購入時すまい給付金の申請・手続き
中古マンションにおいてすまい給付金を受け取るには、マンションが引き渡されてから1年(当面の間は1年3ヶ月)以内に申請をする必要があります。
意外に期間があると思いがちですが、引越しの片付けや日々の生活に追われている間に申請期限を迎えてしまうことも少なくありません。
そのため、給付金を受け取るための要件を事前に確認しておく必要があります。
また、実際に入居をしてから申請することが可能になるので、いくら時間に余裕があっても入居前には手続きを行うことができないことを覚えておきましょう。
申請の際に必要な書類は下記のものなどがあります。
●すまい給付金の申請書
●引っ越し後の住民票の写し
●不動産登記における建物の登記事項証明書・謄本
●個人住民税の課税証明書(非課税証明書)
●振込先口座が確認できる書類(通帳のコピー可)
●中古住宅販売証明書
●不動産売買契約書
●住宅ローンの金銭消費貸借契約書
申請期限に間に合うように用意をしておきましょう。
中古マンションにおけるすまい給付金の申請後の流れ
この給付金を申請して受け取るまでにかかる期間は、約1.5ヶ月〜2ヶ月です。
手続きに不備がなければ比較的早く給付金を受け取れるので、早い期間から住宅ローンの負担を軽減することができます。
すまい給付金をスムーズに受け取るためには、申請期限を守り、書類に不備がないようにすることが大切ですね。
まとめ
中古マンションの購入費用に消費税が加わることで、家計への負担はより大きくなります。
今後は消費税が10%に引き上げられる予定ですから、家計がさらに圧迫されることが予測されます。
しかし、すまい給付金が給付されることにより税の負担が軽減するので、是非活用したいものです。
すまい給付金を受け取るためには手続きが必要ですが、億劫がらずに申請をしておくことをおすすめします。
私たちRENOLAZEでは、東京都を中心とした中古マンションを多数ご紹介しています。
マンション購入をご検討中の方は、ぜひ当社へお問い合わせください。