中古マンションを購入したいけれど、もし購入後すぐに設備が故障してしまった場合責任はどうなるの?というような不安もついて回りますよね。
大きな買い物なので、できれば購入前に不安は取り除いておきたいものです。
今回は設備の不具合における瑕疵担保責任や、事前対策に有効な建物診断について詳しく紹介しますので、検討中の方はぜひチェックしてみてください!
中古マンションの設備である給湯器が故障した際の瑕疵担保責任とは
では、購入後すぐに中古マンションの設備が故障した場合、瑕疵担保責任はどうなるのかみてみましょう。
まず瑕疵担保責任とは、引き渡しを受けた建物に欠陥や傷などの瑕疵が見つかった場合、責任の及ぶ範囲が定められた項目です。
たとえば、シロアリ被害や配水管の故障が見つかった場合、定められた期間内に申し出れば売主に損害賠償を請求したり契約の解除を求めたりできるのです。
では、購入後1カ月未満に給湯器が故障したという実例をもとに、瑕疵担保責任についてみてみましょう。
買主は売主に瑕疵担保責任を請求したところ、給湯器を新しく取り替えるかわりに本件以外の請求はしないこととする、と要求されました。
経年劣化は瑕疵とは違う概念とされるので、どちらで判断されてもおかしくないケースです。
このようなトラブルを避けるためには、事前に設備が取りつけられた時期や耐用年数、作動や劣化状況をしっかり確認しておく必要があります。
不安がある場合は、建物診断で事前対策をおこないましょう。
中古マンションの設備における瑕疵担保責任は建物診断で事前対策を!
前項の事例を踏まえて、瑕疵担保責任に関するトラブルを起こさないための事前対策として有効なのが建物診断です。
次は、この建物診断について詳しくみてみましょう。
建物診断とは、住宅をみて劣化具合や設備の故障がどの程度あるかをチェックすることです。
チェックをする項目は、シロアリ被害の有無、柱や梁の耐震強度など、目に見えるところから見えない部分まで多岐にわたります。
中古マンションの場合は、エントランスや廊下などの共有部分だけではなく、修繕履歴や管理状況、周辺環境も対象になります。
この建物診断を受けている物件であれば、事前に瑕疵がある部分を把握できるのです。
診断を受けている物件かどうかは、内見の際に仲介業者に確認をするか、重要事項説明を受ける際に記載があるかをチェックしましょう。
まとめ
事前に知識を身につけ対策をおこなっておくことで、瑕疵担保責任などのトラブルが回避でき安心して取引に臨めるのではないでしょうか。
中古マンションの購入を検討している人は、今回の記事を参考に物件探しを進めてみてください。
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