近年、中古マンションをリノベーションして、自分らしい住まいをつくる方が増えており、注目されています。
すべてのマンションがリノベーション可能なわけではないため、リノベーション目的の中古マンションを選ぶときは、注意が必要です。
この記事では、リノベーションに向いているマンションの特徴やポイントについてご説明します。
リノベーションに向いているマンションの特徴
リノベーションするためのマンションを選ぶときは、リノベーションが可能な物件を選ぶことがポイントです。
<ラーメン構造がリノベーションに向いている>
マンションの構造によっては、壁を取り壊すことができず、リノベーションできないこともあるため、注意しなければなりません。
リノベーションに向いているマンションの構造は、柱と梁を組み合わせて構成する工法の「ラーメン構造」です。
<リノベーションに向いている配管>
リノベーションでは、間取りを大きく変更することが多いですが、その場合、水まわりの配管が大きく影響します。
現在の配管の主流である「床スラブ上配管」は、床と床スラブの間に配管を通しているため、配管の位置を変えることもでき、リノベーションに向いているといえます。
一方で、築年数の古いマンションでは、床スラブに配管を通し、下階の天井裏から配水管に接続している「床スラブ貫通」の物件もあり、配管を移動させることはできません。
キッチンや浴室の位置なども変えてリノベーションしたい場合は、リノベーションに向いている「床スラブ上配管」であるかも確認する必要があります。
リノベーションに向いているマンションは管理規約も確認!
マンションの構造などがリノベーションに向いている場合でも、管理規約によって、希望通りのリノベーションができないことがあります。
管理規約によっては、床や水まわり、配管の交換などのリノベーションを禁止しているところもあります。
また、マンションリノベーションでは、管理組合にどんな工事をするのか申請して、許可が必要なこともあります。
勝手にリノベーション工事をはじめると、原状回復を依頼されるなど、トラブルになってしまうこともあり、注意が必要です。
そのマンションの修繕工事の履歴や、今後の長期的な修繕計画などがしっかりしているかも、あわせて確認しておくと安心です。
まとめ
理想的なリノベーションを行うためには、リノベーションに向いているマンションを選ぶことが大切です。
構造や配管だけでなく、管理規約もしっかり確認して、リノベーションに向いているマンションを選びましょう!
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