平成30年3月に国土交通省が住宅に関する調査を行なった「平成29年度住宅市場動向調査報告書」を発表しました。
不動産の購入は大きな買い物となるため、一時取得や二次取得の平均年齢や平均金額が気になりませんか?
この記事では、不動産を初めて購入した平均年齢や買い替える平均年齢、それらの平均金額をデータから読み解いてみます。
不動産の購入金額や、不動産探しのタイミングにお役立てください。
一次取得の平均年齢と平均金額
一次取得者とは、新築・中古問わず、初めて物件を購入する世帯主のことです。
国土交通省が発表した「平成29年度住宅市場動向調査報告書」のデータから、一次取得者の世帯主の平均年齢や平均金額をチェックしてみましょう。
不動産別に一次取得者の世帯主の平均年齢からみていきます。
「注文住宅」の一次取得者の平均年齢 39.5歳
「分譲戸建て住宅」の一次取得者の平均年齢 37.4歳
「分譲マンション」の一次取得者の平均年齢 39.5歳
「中古戸建て住宅」の一次取得者の平均年齢 42.9歳
「中古マンション」の一次取得者の平均年齢 44.2歳
であり、「注文住宅」、「分譲戸建て住宅」、「分譲マンション」では、30歳代がもっとも多く、「中古戸建て住宅」、「中古マンション」では、40歳代がもっとも多いのが特徴となっています。
続いて、一次取得者の購入資金金額の平均金額をみていきましょう。
「注文住宅」(新築)の一次取得者の平均購入資金金額 4.082万円
「分譲戸建て住宅」の一次取得者の平均購入資金金額 3.750万円
「分譲マンション」の一次取得者の平均購入資金金額 4,049万円
「中古戸建て住宅」の一次取得者の平均購入資金金額 2,732万円
「中古マンション」の一次取得者の平均購入資金金額 2,329万円
という調査結果が出ています。
ちなみに、一次取得者の購入資金金額は、不動産の種類問わず、半分以上が借入金であり、ほとんどの人が住宅ローンを組んで、不動産を購入していることがわかります。
二次取得の平均年齢と平均金額
二次取得者とは、現在自分の持ち家(不動産)を所持しており、買い替えをする世帯主のことです。
国土交通省が発表した「平成29年度住宅市場動向調査報告書」のデータから、二次時取得者の世帯主の平均年齢や平均金額をチェックしてみましょう。
不動産別に二次取得者の世帯主の平均年齢からみていきます。
「注文住宅」の二次取得者の平均年齢 60.0歳
「分譲戸建て住宅」の二次取得者の平均年齢 48.9歳
「分譲マンション」の二次取得者の平均年齢 59.0歳
「中古戸建て住宅」の二次取得者の平均年齢 54.6歳
「中古マンション」の二次取得者の平均年齢 56.7歳
であり、「注文住宅」、「分譲マンション」、「中古戸建て住宅」、「中古マンション」では、60歳以上がもっとも多く、「分譲戸建て住宅」では、40歳代がもっとも多いのが特徴となっています。
続いて、二次取得者の購入資金金額の平均金額をみていきましょう。
「注文住宅」(新築)の二次取得者の平均購入資金金額 5.625万円
「分譲戸建て住宅」の二次取得者の平均購入資金金額 4,259万円
「分譲マンション」の二次取得者の平均購入資金金額 4.659万円
「中古戸建て住宅」の二次取得者の平均購入資金金額 3.246万円
「中古マンション」の二次取得者の平均購入資金金額 2,613万円
という調査結果が出ています。
二次取得者は、借入金ではなく、自己資金で不動産を購入している人が多いのが、一次取得者との大きな違いとなっています。
まとめ
ライフスタイルが変わるタイミングで、不動産購入や買い替えをすることが多く、住宅ローンが組みやすい年齢で一次取得、自己資金が貯まったら二次取得という傾向があることがわかりました。
不動産購入や買い替えは、長いスパンで考え、しっかりと計画を立てることで、失敗を防ぐことができるでしょう。
RENOLAZEでは、豊富な不動産の情報を取り扱っております。