東京23区の中でも、たくさんの人が集まるエリアといえば、新宿区です。
新宿区は、観光地としてもビジネス街としても有名な、日本を代表する街といえます。
新宿区は、どこへ行くにもアクセスしやすいため、住みやすさも高いと人気です。
そんな新宿区の土地価格の動向が気になりますよね。
この記事では、新宿区の土地価格や今後の不動産価格について解説します。
新宿区で、土地価格が上昇しているエリアも紹介しますので、不動産取引を検討中の方はぜひ参考にしてください。
新宿区の土地価格の動向:公示地価
まず、新宿区の土地価格動向を知るために、最新の「公示価格」と「基準地価」をそれぞれみていきましょう。
公示地価とは、国が調べたその都市の土地価格の目安となる価格のことです。
2020年(令和2年)の東京都新宿区の最新公示地価は、平均349万9,692円/平方メートル、坪単価は、平均1,156万9,230円/坪となっています。
前年と比較して、新宿区の土地公示価格の変動率は+7.64%でした。
新宿区の日本全国の土地価格の順位は5位で、変動率の順位は30位です。
続いて、基準地価をチェックしてみましょう。
基準地価とは、各都道府県が調べた、都市以外も含んだ土地の適正価格のことです。
2020年(令和2年)の東京都新宿区の最新基準地価は、平均368万8,829円/平方メートル、坪単価は、平均1,219万4,476円/坪となっています。
前年と比較して、新宿区の基準地価の変動率は、+7.87%でした。
新宿区の日本全国の土地価格の順位は5位で、変動率の順位は24位です。
ちなみに、2019年の新宿区の住宅地用の土地の平均価格は89万3,076円/平方メートルで、坪単位は295万2,320円/坪となっており、変動率は+9.74%です。
新宿区の商業用の土地の平均価格は498万6,857円/平方メートル、坪単価は1648万5,478円/坪となっており、変動率は+4.65%です。
新宿区の土地価格の動向:上昇エリア
続いて、新宿区の土地価格の動向をみていきましょう。
新宿区の住宅用の土地は、平成25年から令和2年の間の約7年間の間で、33%も土地価格が上昇しています。
同じく、平成25年から令和2年の間の東京23区の土地価格の動向をみると、25.1%上昇となっており、新宿区の土地価格の上昇率が極めて高いことが理解できます。
新宿区のなかでも、土地価格が大きく上昇しているのは、「新宿駅周辺」と「信濃町駅周辺」です。
新宿区のなかでもっとも土地価格が高い地点は「新宿区新宿3-24-1」で、3,790万0000円/平方メートルとなっています。
新宿区のなかでの基準点の地価は、「JR埼京線」、「JR中央線(東京都内)」、「JR中央本線」、「JR山手線」、「湘南新宿ライン」、「東京メトロ有楽町線」、「東京メトロ東西線」、「京王線」、「西武新宿線」、「小田急小田原線」の駅や沿線へ近くなるほど、土地価格が高くなっているようです。
また、新宿区のなかでも、土地価格があまり上昇してないエリアもあります。
「目白」など、新宿区の北側にあるエリアや、駅から離れたエリアは、土地価格の上昇率が低くなっています。
新宿区のなかでもっとも土地価格が低い地点は「新宿区上落合3-20-15」で、52万5,000円/平方メートルでした。
まとめ
新宿区の土地価格の動向は、ほとんどのエリアで上昇傾向にあることがわかりました。
金利が低下したことで、不動産物件をより買いやすくなったのも土地価格上昇の原因のひとつと考えられています。
今後も新宿区の土地価格の動向をチェックして、不動産売買のタイミングを検討するとよいでしょう。
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