電気自動車の購入を考えているけれど、充電はどこですればよいのかなど疑問を抱えている方は多いでしょう。
日本では電気自動車がまだあまり浸透していないため、充電設備が整っている物件は少ないです。
この記事では、マンションにお住まいの方が電気自動車を購入する場合について解説します。
マンションで充電できないケースや購入時の注意点にも触れるので、ぜひ参考にしてください。
電気自動車を購入したけどマンションで充電できない場合
電気自動車は、ガソリンで動く一般的な自動車とは異なり、電動モーターによって動きます。
そのため、専用の充電設備を使用して充電する必要がありますが、多くのマンションは電気自動車の充電設備を設けていません。
しかしながら、マンションで充電できない場合でも、電気自動車を利用することは可能です。
電気自動車の充電スポットは全国に設置されており、その数は約2万か所以上にのぼります。
電気自動車を販売しているカーディーラーや役所・商業施設などに設けられているので、普段の買い物や休憩のついでに充電が可能です。
ほかに、コンビニや道の駅、高速道路のサービスエリアなどでは、短時間で充電できる急速充電機が設置されていることもあります。
かならずしも自宅で充電しなければならない理由はないので、マンションで充電できない場合でも問題ありません。
また、購入時にディーラーで充電カードを申し込んでおけば、毎月2,160円で自由に街中の充電器を使えるサービスもあります。
マンションにお住まいの方が電気自動車を購入する場合の注意点
充電設備のないマンションに住んでいても、電気自動車の使用に関してとくに問題はありませんが、購入にあたってはいくつかの注意点があります。
まず、充電できたとしても航続距離に不安を感じる点です。
普段の移動に問題はなくても、まれに長距離移動をする際に充電が足りるのか不安になる方は多いです。
そして、電気自動車は暖房の消費電力が大きいので、暖房使用中は航続距離が1割程度悪化することがあります。
また、充電を急いでいるときに、充電スポットが混雑している可能性がある点も注意が必要です。
最近ではアプリなどで充電スポットの混雑状況を確認することも可能ですが、それでも充電スポットが少ない地域だと充電待ちしなければならないケースも少なくありません。
時間に余裕があれば問題ないですが、急いでいるときには困ることも考えられます。