マンションの管理組合とはそこに暮らす方が快適に過ごすためのシステムで、マンションの所有者は加入して管理組合費を支払います。
では、マンションを売却する時は、いつ所有者でなくなったことを管理組合に連絡するべきなのかご存じでしょうか?
マンションの管理組合に連絡が必要なのか、連絡する場合はいつするのか、連絡しない場合の注意点などをまとめます。
そもそも管理組合への連絡は必要?マンションを売却する時のルールとは
マンションを売却して所有者でなくなったら、マンションの管理組合へ連絡する必要があります。
大家さんや管理会社に連絡すれば手続きをしてくれるケースがありますが、管理組合の受付がわかるなら自分で手続きしたほうが安心です。
マンションの管理組合への連絡が必要な理由は、管理費や修繕積立金が引き落とされ続けてしまうからです。
口座引き落としになっている場合、早めの連絡がおすすめです。
また、マンション所有者でなくなる場合は組合員資格喪失届の提出が必要になります。
マンション売却を管理組合に連絡するのはいつ?売る時?売れた時?
マンション売却をしたら早めに管理組合に連絡するべきですが、具体的にいつ連絡をするべきか見ていきましょう。
売却するマンションに管理規約がある場合は、規約に従って連絡します。
規約に記載がない場合は、国土交通省が示したマンション標準管理規約に従うと良いでしょう。
マンションの管理組合への連絡は決済直後、つまり売れた時に連絡することになっています。
ただし、これはあくまでも規約のうえでの話です。
管理費や修繕積立金が口座引き落としになっている場合、手続きの関係で管理組合へ早めに連絡した方が良いケースがあります。
マンションを売る時や購入希望者がみつかりそうなタイミングで、一言伝えておくと資格喪失届の提出がスムーズになるでしょう。
マンションを売却したのに管理組合に連絡しないとどうなる?注意点とは
前述しましたように、マンション売却後に管理組合へ連絡しない場合の注意点は、管理費や修繕積立金が口座から引き落とされ続けることです。
マンションの管理費は平均で約15,000円、修繕積立金の平均は約11,000円前後です。
連絡しないと、おおよそ約26,000円が引き落とされ続けます。
インターネットや郵送で管理会社に書類が提出できる物件があるなど、手続きはとても簡単です。
どのように手続きしたら良いかわからない場合は、大家さんや管理会社に連絡しましょう。