マンションを売却しようと考えたとき、親族間でも取引ができることを知っていますか?
親子間でマンションの売却をおこなうことで得られるメリットはありますが、その一方で注意が必要な点もいくつかあります。
そこで、今回は親子間売買とは何か、親子間売買の流れ、さらには親子間売買における注意点を解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
マンションを親族に売却する親子間売買とは何か?
親子間売買とは、文字どおり、親と子の間で不動産の売買契約をおこなうことです。
贈与という無償での引き渡しの形を取ることもできますが、税金面などを考慮すると、売却という形を取ることが一般的です。
また、一般的な不動産売買との違いは、仲介業者が必要ない点です。
一般的な不動産売買であれば、トラブルなどが起きる可能性があるので仲介業者をとおしてのやりとりになります。
ただ、親子間売買であれば、トラブルが起きる可能性は低いので、仲介業者に頼む必要がなく、その分の仲介手数料は取られないことになります。
マンションを親族に売却する親子間売買の流れとは?
親子間売買には4つのステップがあります。
まずは、法務局で登記簿謄本の取得をします。
売買契約書に記す土地の詳細が、登記簿謄本に書かれているものと同じにするためです。
次に、売買価格を決めます。
相場を確認し、相場に近い価格で売買をおこなうことが望ましいと言えます。
続いて、売買契約書を作成し、契約を結びます。
そして、決済と同時に登記手続きをすることで、一連の流れは終わりになります。
親族間でマンション売却をおこなう際の注意点とは?
親族間でマンション売却をおこなう際の注意点は2つあります。
1つ目は、「みなし贈与」とされてしまうことです。
売買価格を決める際に、相場よりも明らかに安く取引をしてしまうと、「みなし贈与」とみなされてしまう可能性があります。
「みなし贈与」とみなされてしまうと、贈与税がかかってしまい、税負担が増えてしまいます。
厳密な基準はありませんが、司法書士や税理士に確認を取ることをおすすめします。
2つ目は、住宅ローンが通りにくいことです。
親族間売買では、通常よりも住宅ローンの審査は厳しくなっています。
さらに、融資が断られると、後々の取引に大きな影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
今回は、親族間でマンションを売却する流れや注意点について解説しました。
親族間でマンションを売却することには、少なからずメリットがあります。
しかし、注意点を把握しておかないと、無駄な出費が発生したり今後の生活に影響が出たりするので注意が必要です。
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