不動産売却を検討されている方は、短期譲渡所得についてご存じでしょうか?
短期譲渡所得とは、不動産を売却した際の譲渡所得の一つです。
今回は、短期譲渡所得とはどのようなものかを詳しくご紹介するとともに、短期譲渡所得の計算方法についても解説します。
不動産売却における短期譲渡所得とは
「短期譲渡所得」とは、所有期間が5年以内の不動産を譲渡・売却した際に発生する所得のことです。
譲渡所得のなかには短期譲渡所得のほかに「長期譲渡所得」があり、大きな違いは不動産の所有期間になります。
所有期間が5年以内の不動産を売却したときに発生する所得が「短期譲渡所得」、所有期間が5年を超える場合の譲渡所得を「長期譲渡所得」と言います。
また、所得税などの税率が異なるため、正しい知識を身に着けることが重要です。
譲渡所得には所得税と住民税が課せられ、短期譲渡所得の場合、所得税30%・住民税9%の税金を支払う必要があります。
長期譲渡所得の場合は短期譲渡所得よりも半分ほどの税率になり、長期譲渡所得の方が税金が安いメリットがあります。
しかし、不動産の価値を考えると築年数が短い物件の方が高く売れる傾向にあるので短期で譲渡するメリットも覚えておきましょう。
両方のメリットを知っておくことが、正しいタイミングで不動産を売却することにもつながります。
不動産売却における短期譲渡所得の計算方法
譲渡所得の計算方法を解説します。
譲渡所得は不動産の売却・譲渡金額から取得費用や譲渡費用を差し引き、最終的に手元に残った金額のことです。
取得費用とは不動産の購入時に発生した費用のことを指し「仲介手数料」や「登記費用」などが挙げられます。
譲渡費用も同じく「仲介手数料」や「印紙税」などの譲渡にかかる費用のことです。
所得税の場合は「譲渡所得×30%」、住民税の場合は「譲渡所得×9%」というように、譲渡所得に短期譲渡所得の税率をかけることで税額を計算できます。
譲渡所得が1,000万円だった場合、所得税は300万円・住民税は90万円です。
短期譲渡所得と長期譲渡所得の税率や計算方法を知ることで、不動産を譲渡・売却する際の判断材料にもなります。
まとめ
今回は、短期譲渡所得についてやその計算方法・税金についてもご紹介してきました。
長期譲渡所得との違いも併せて知ることで、損をしないための不動産売却にも役立てられるでしょう。
不動産売却をお考えの方は、短期譲渡所得についてよく理解しておきましょう。
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