内閣府が「住生活に関する世論調査」(平成27年度)の結果を公表しました。
これによると、「住宅を所有したい」と考えている人たちの割合は
・20代 : 47.7%%
・30代 : 52.7%
・40代 : 64%
・50代 : 63%
・60代 : 65.5%
・70歳以上 : 65.4%
となっています。
さらに、「どちらかと言えば所有したい」と答えた人は
・20代 : 31.4%
・30代 : 19.4%
・40代 : 19.6%
・50代 : 12.8%
・60代 : 6.5%
・70歳以上 : 5.4%
となります。
どの世代を見ても、トータル的に見ると、30代を中心とした若い世代ほど、住宅を所有したいと考える傾向が強いようです。
その中でも中古の一戸建てが良いと答えた方は6.1%、中古のマンションと答えたのは3.8%で中古の場合でも一戸建ての方が支持されています。
調査では新築と中古でかなりの差が見受けられましたが、近年、東京都の中古マンション市場は活性化しています。
公益財団法人東日本不動産流通機構月例速報「Market Watch 2015」によると、中古マンションの成約件数、成約価格ともに上昇の傾向が見られます。
経済的な面や生活の利便性で、新築だけでなく中古という選択肢があるということに気づいている方が増えてきているのかもしれません。
また、Air bnbを代表とする民泊を促すためのマッチングサイトが日本に進出してきており、訪日外国人の増加も相まって、民泊用に投資物件を購入する流れが来ているため、更に中古マンションの需要は右肩上がりになっていくと予測されています。
話を戻して、中古マンションを実際に購入した人たちはどのような人たちなのでしょうか。
中古マンションを買う人の年齢は、
35~39歳が約35%、
30~34歳が約30%、
40~44歳が約25%と、6割以上の方が45歳までに購入しているというアンケート結果があります。
中古マンション購入において購入のきっかけとなるのは、
結婚や出産などによるライフスタイルの変化のほか、
「家賃がもったいないと感じた」「賃貸の更新時期を機に」などがあげられています。
人生単位での今後を考えたときに、住宅購入に踏み切る方が少なくないようです。
新築や、一戸建てではなく中古マンションを選ぶ方たちは、その決め手をこのように話しています。
「維持管理や清掃のしやすさ、住み心地などの面で一戸建てよりも機能的」
「一戸建てほど広いスペースは必要ないから」
「一戸建てより住みたい場所の住宅が安く手に入るから」
「一戸建てよりリフォームしやすいから」
「一戸建てより貸しやすいと思うから」
「一戸建てより耐震性など住宅の質が良さそうだから」
「一戸建てより外観や内装がきれいなものが多いから」
など、現状や将来のことをリアルに考える堅実な方が多いようです。
一戸建てには一戸建ての、マンションにはマンションの、それぞれのメリットがあります。
新築を無理して購入するよりも、まずは堅実な中古マンションを選ぶことで、生活はもちろん、精神的にもゆとりが生まれます。
金銭的な面、ライフスタイル、将来のこと等を視野に入れて、まずは中古マンションで賃貸ではない、自分だけの居住スペースを得るのも、現代の賢い人生設計なのかもしれません。
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