中古マンションは値引きされて成約となるケースも少なくないため、
だいたいの相場を頭に入れておくと、安く購入できる可能性がグンと高くなります。
相場は、そのときによって変動しますが、大まかなデータを知っておくと良いでしょう。
2016年6月現在のデータを元にすると、
東京23区内の相場はおおよそ下記のようになります。
(※相場の高い順)
港区 約8120万円
渋谷区 約6700万円
千代田区 約6600万円
中央区 約5460万円
目黒区 約5120万円
品川区 約4720万円
江東区 約4640万円
世田谷区 約4620万円
新宿区 約4400万円
文京区 約4290万円
豊島区 約4260万円
杉並区 約4030万円
大田区 約3770万円
荒川区 約3520万円
中野区 約3420万円
台東区 約3410万円
練馬区 約3320万円
江戸川区 約3300万円
墨田区 約3230万円
北区 約3020万円
板橋区 約3020万円
足立区 約2510万円
葛飾区 約2500万円
23区内は、場所によりかなりの差がありますが、
比較的金額が近い区は隣接しているので、大体の相場を知っておくと選択肢を広げるきっかけになりそうです。
より詳細に中古マンションの相場を知りたい場合は、不動産情報サイトや、新聞の折込チラシでリアルタイム相場を調べることができます。
また、相場を知るだけでなく、希望する地域や地域の市場がどうなっているのかを知ることも重要です。
場所や時期により相場が大きく変動するので、相場だけでなく、間近の価格の変動がどのようになっているのかも調べておきましょう。
価格が下がっている時期であれば値下げ交渉もうまくいきやすいですが、高騰している状態では値下げや成約が難航する場合があります。
一度調べて把握した気にならず、リアルタイムで情報を追っていくのが賢く中古マンションを購入する決め手になります。
さらに、中古マンションの価格は、売り主の希望と不動産業者により決められます。
例えば、売り主が4000万円くらいで売りたいと考えている場合、いくつかの売買を仲介する不動産業者に査定してもらいます。
そこで売り主は、希望に近い金額を提示した不動産業者に依頼してマンションを売りに出します。
物件の価格に対する明確な定義がないので、ある意味売り主や業者のさじ加減になります。多くの中古マンションが値引きされて取引となる場合が多いのはこのためなんですね。
長い期間買い手が現れない物件は、値下げ交渉しやすいので思い切った提示をしてみると、最初の金額よりもずっと安くなるケースがあります。
中古マンションの査定で重要視されるポイントは、立地、駅からの距離、部屋の状況(築年数、階数、広さなど)によって決められます。これらの要因と合わせて、地域別の物件の相場、売りに出してからの期間、売れらている理由などを、プロである仲介業者にしっかりと確認しましょう。
相場はあくまでも相場なので、相場だけをみて諦めてしまわずに、一度業者に確認してみると予想以上の物件に出会えるかもしれません。