憧れのお城、マイホーム。
中古マンションをお探しの方の中には、リノベーション済の物件を購入し、低予算できれいなマイホームに住みたいとご希望されている方もいらっしゃるでしょう。
RENOLAZEでは、これまでリノベーション済マンションを購入する際に、ぜひご確認いただきたいポイントを何度かご紹介してきました。
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今回は、小学生以下のお子さんがいるご家族が、リノベーション済マンションを購入する際の注意点をご紹介したいと思います。
スラブ厚のチェックは必須
1つ目の注意点は、スラブ厚がどのくらいあるのかという点です。
スラブとは、フローリングや畳の下にあるコンクリートのことで、この厚みをスラブ厚と呼びます。
そしてスラブ厚の数値が高いほど防音性が高く、階下へ響く音を軽減してくれるのです。
スラブ厚は物件によって異なり、12~13cmのものから20cm前後のものまであります。
このうち、12~13cmのスラブはかなり薄いため、お子さんが走ったり飛び跳ねたりした時に、階下のお宅へ音が響いてしまう可能性も否めません。
お子さんが元気に遊ぶことは良いことですが、永く良いご近所関係を保つためにも、そうした騒音は極力出したくないですよね。
そのため、マンションのスラブ厚は、最低でも15cm以上はあると良いでしょう。
再リノベーションはどこまでできる?
2つ目の注意点は、将来新たにリノベーションをする時、どの程度変更することができるかという点です。
マンションのリノベーションは、一戸建てと違って近接するお宅へ工事音が響きやすいため、管理規約で工事内容を制限しているケースも珍しくありません。
例えば、1部屋を2人のお子さんの共同子ども部屋として使っていたものの、大きくなって個別に部屋を分けようと考えた時、規約によっては間取り変更ができない可能性があります。
そのため、将来的に再リノベーションを行う予定がある方は、ご希望する工事ができる物件を選ぶか、最初から広い間取りの物件を選んで購入すると良いでしょう。
お子さんは転校せずに済むか
3つ目の注意点は、お子さんが転校せずに済むマンションを購入することができるかという点です。
お子さんが小学校に入学してからマンションを購入する場合、もし気に入った物件が学区外にある場合、お子さんを転校させなくてはいけません。
小学校の途中で転校することは、仲良しのお友達と離れてこれまでとは違う環境で1から人間関係を築くことになるため、お子さんにとってかなりストレスとなります。
また、授業の進行度も異なるため、それに追いつくことは容易なことではありません。
そうしたストレスを抱えることがないように、お子さんが小学生になる前に住みたい街で物件を購入するか、既に小学生になっている場合は学区内でご希望に合う物件を探しましょう。
おわりに
小さいお子さんがいるご家族がマンションを購入する場合、生活音の響き・成長に合わせたリノベーションのしやすさ・転校の有無に注意が必要です。