中古マンションの購入においては、間取りや周辺の住環境・最寄り駅までの距離など、チェックするべきポイントが多数あります。
賃貸物件であれば、仮に「契約前にしっかり確認しておけば良かった…」と悔やむポイントが引っ越し後に見つかっても、更新時期が来ると新しい物件へ引っ越すことができます。
しかし売買物件の場合、1度購入して引っ越した後に後悔する点が見つかっても、なかなか気軽に引っ越すことができません。
特に、マンションの管理状況や住人の方のマナーなどは、ご自身だけの力ではすぐ改革できるポイントではないため、しっかり見極める必要があります。
そんな管理状況や住人の方のマナー意識をチェックしやすい箇所が、ゴミ集積所なのです。
なぜゴミ集積所がチェックポイントなの?
どうしてゴミ集積所で、マンションの管理状況や住人の方のマナー意識が判るかというと、ここがきちんと整理されているか否かで住環境が変わるためです。
ゴミというのは、普段の生活で不要となったものを捨てるだけなので、あまり大切に扱う方はいません。
そのため、指定日時以外にゴミを捨てる方が多かったり、きちんと収集されているのか不安になるほどゴミが山積みとなった集積所は、「誰かがやってくれるだろう」と思う住人の方が多い意識の表れといえます。
また、一向にゴミが片付かないマンションであれば、物件の管理もルーズに行われている可能性が高いのです。
こうした物件は、購入後も何かとトラブルが起きやすく、時にはあなたやご家族が巻き込まれてしまうかもしれません。
もし、気に入った中古マンションのゴミ集積所が乱れていた場合、よほどの理由がない限り、その物件は購入を避けた方が無難でしょう。
ゴミ集積所が整理されている=防犯対策にも有効
先述までのお話で、ゴミ集積所が中古マンション購入後の住環境を左右する、重要なチェックポイントだということがお解りいただけたでしょう。
住人の方がゴミ収集日や分別をきちんと守ることや、常に管理会社がゴミ集積所を清潔に保っている物件は、それだけ大切なマイホームの資産価値を高めようという意識があると言えます。
また、ゴミ集積所やエントランス・中庭など、マンションの共用部分がいつも綺麗に清掃されていたり、適切なメンテナンスを行っている物件は、防犯対策にも有効です。
なぜなら不審者は、誰かに見られることを嫌うため、人目に付きやすい共用部分がきちんと手入れされている=住人の方に見つかりやすい物件だと警戒するからです。
安心した住環境で暮らすためにも、ゴミ集積所を含めた共用部分の管理が行き届いている中古マンションを選びましょう。
まとめ
不要なものとして扱われるゴミは、そのゴミを出した方の性格が滲み出やすいポイントです。
中古マンションを購入する際は、ぜひゴミ集積所のチェックを行って、住人の方のマナー意識や管理意識の高さを見極めましょう。